どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ぼくのしっぽは?

2013年09月16日 | 絵本(日本)
ぼくのしっぽは?  

      ぼくのしっぽは?/しもだともみ/教育画劇/2007年初版

 

 子どもが眠る前や膝の上にのせたり、テーブルに一緒に座って会話をしながら子どもに絵本を読んであげたら、ずっと長い間、心のどこかに残り、有形無形の力となって成長を育んでくれるものになると思うが、今、そんな時間をゆっくりとることのできる家庭がどのくらいあるでしょうか。

 集団での絵本の読み聞かせには、絵本のページごとに話し合うことは困難ですが、この絵本は子どもと会話しながら読んでみたいと思わせます。

 どうして尻尾がないんだろうと疑問をもった「ぼく」がいぬの尻尾や、うし、サカナ、りす、さる、クジャクから尻尾をかりるが、やっぱり尻尾がないと不便だからといわれて、かえすことになり、動物の尻尾にはそれぞれの役割があることにきがつきます。

 ぼくには、どうして尻尾がないのと聞かれたらどう答えますか?

 ネズミのしっぽは、体温の調節、だちょうのしっぽにはとくに役割がないなど、最後に動物の尻尾の役割がまとめられています。