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みえないって どんなこと/星川ひろ子 写真・文/岩崎書店/2002年初版
目が不自由なことについて考える写真絵本です。
実際に目が不自由な“めぐみ”さんと、アイマスクをして歩いてみたり、箱に入っているものを、においや味であててみたりする。
めぐみさんは、電子カードには違う形の切込みがあってさわればわかるし、電話や携帯電話には5の数字にちいさなでっぱりがあって、それでほかの数字の場所も分かりやすくなっていること、牛乳パックの上にひこみがあり、また、シャンプーにはいれもののよこにちいさなでっぱりがあってわかるようになっていることをおしえてくれる。
そして、なにかおてつだいすること、ありますか?って声をかけてもらえると、ほんとうに うれしくなることを話してくれる。
この本を読んで、思わず、牛乳パックを改めて調べてみたり、固定電話機や携帯電話の5のちいさな突起を確認してみました。
テレビのリモコンの電源ボタンや照明スイッチなど調べてみると突起が確認できました。しかし、家にあるパソコンの数字をみたら突起はありませんでした。
子どもたちと一緒にさまざまなものを調べてみるきっかけになりそうです。