外国の昔話には、首をきる場面がでてきて、日本の昔話との違いを感じます。
はじめのころはびっくり。直後にハッピーエンドがまっていますが・・・・。
お伽噺で気にすることはないのですが、今の世の中では、残酷な事件も多発しているので心配な面も・・・・。
・世界のはての井戸(世界のはての井戸/新編世界むかし話集1 イギリス編/山室 静・編/文元社/2004年)
娘を助けたカエル。
カエルは、娘の家にいきます。膝の上にのせてもらい、食べて、一緒に寝床に。
カエルは娘に約束を思い出させ、最後にはとうとう首を切ることに。
首を切ると美しい王子が目の前に現れます。
・まことのフエレナンドとよこしまなフエレナンド(ねずの木 そのまわりにもグリムのお話いろいろ/L・シーガル M・センダック・選 矢川 澄子・訳/福音館書店/1986年初版)
王さまと結婚した娘が、”まことのフエレナンド”の首をちょんぎって、その首を元通りにのせるとたちまち傷はいえてしまう。
王さまに「どこでこんなことをおぼえたのか」ときかれて、妃は「このわざならお手のもの」とこたえ、王さまの首をちょんぎることに。
しかし、妃は、頭を胴に乗せなかったので王さまがなくなり、本当に好きだったフエレナンドと結婚する。