しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん/高野文子:作・絵/福音館書店/2014年
夜寝る前に男の子が、しきぶとんさん、かけぶとんさん、まくらさんに あさまで よろしくと あれこれ いろいろたのみます。
しきぶとんさには 「よなかに おしっこが でたがりませんように」
かけぶとんさんには「わたしの てとあしを さきの さきまで あっためてください」
まくらさんには、「おっかないゆめを みませんように」
すると、しきぶとんさん、かけぶとんさん、まくらさん 「まかせろ まかせろ おれに まかせろ」と、頼もしい答え。
しきぶとんさん「おしっこが よなかに さわぎそうに なったらば まてまてまてよ、あさまで まてよと おれが なだめておいてやる」
かけぶとんさん「ひるま ころんで ちのでた ひざも なめて さすって あっためて おれが なおしておいてやる」
まくらさん「おっかないゆめが わいて でそうに なったらば、鼻息で ぷっぷっぷーと吹っふきとばしてくれる」
「まかせろ まかせろ おれに まかせろ」というフレーズが、リズミカルで思わずよろしくといいたくなりました。
快眠のためにかかせない寝具の役割を再発見でした。