ペトロニーユと120ぴきのこどもたち/クロード・ポンテイ・作 やまわき ゆりこ・訳/福音館書店/2009年
ペテロニーユは、120ぴきの子どもがいるお母さんねずみ。でっかい哺乳瓶であさごはんをあげると、お買い物にでかけます。
買い物の帰り、おいしげりの森をかえりますが、ここで とんでもない出会いが。
トンチンカン・めだあぐりにつかまり、あわやエスカルゴに。
ポヤポヤカンムリ・アメフラシがふらせた雨の雨宿りにかけこんだのは、みっつの石。雨の中で、こんなくらしは もうあきあきだという 石とトランプ遊び。
まやかしのみちに まよいこんだみちをぬけると おかしのマドレーヌがないています。
マドレーヌの涙で、みずうみになって、うみになって 先どまり。石からもらった小石を海に投げると、小石はどんどんおおきくなり、おぼれずにすみました。
海のなかに、わが子、タルタンがいて、怪物がやってきて、みんなをエプロンにくるんでさらっていったという。
空の女神の助けで、髪の毛橋をわたり、かけつけてみると、怪物すいこみらっぱ・ふっとぱな が、子どもたちをチョコレートがけにして、食べようと準備中。
おっそろしい たたかいがはじまって・・・
これまでの絵本とは印象がだいぶちがいました。
ページの四分の一の下が文、上が絵。
擬人化されたおなべ、モアイ像をおもわせる石、奇妙な草、羽をつけたすいこみらっぱ・ふっとぱな など、アニメにしたら楽しそうなものばかり。物語が あちこちテンポよく続き、躍動感いっぱいです。