どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ふしぎなナンターラ

2020年12月23日 | 絵本(外国)

     ふしぎなナンターラ/イルソン・ナ・作 小島 希理・訳/光村教育図書/2009年

 

 ある日、ぞうは ふしぎなものを みつけました。なにをするものか、ぞうには さっぱり わかりません。ぞうは その ふしぎなものを ナンターラとよぶことにしました。

 ともだちにきいてまわっても だれもしりません。

 そらをとべるかな? ふねみたいにうかぶものかも? かくれんぼに つかえるかも?

 みんな むりそうです。

 ところが あめがふってきて・・・。

 傘というのがすぐにわかるのですが、傘ということばは いちどもでてきません。

 子どもたちの、傘という声が聞こえてきそうです。

 表紙と裏表紙の見返しに、三十六個の色も模様も異なる傘が開いているのが、目をひきました。


 最初のページ、赤い傘は恐竜の頭にありました。