ふしぎなナンターラ/イルソン・ナ・作 小島 希理・訳/光村教育図書/2009年
ある日、ぞうは ふしぎなものを みつけました。なにをするものか、ぞうには さっぱり わかりません。ぞうは その ふしぎなものを ナンターラとよぶことにしました。
ともだちにきいてまわっても だれもしりません。
そらをとべるかな? ふねみたいにうかぶものかも? かくれんぼに つかえるかも?
みんな むりそうです。
ところが あめがふってきて・・・。
傘というのがすぐにわかるのですが、傘ということばは いちどもでてきません。
子どもたちの、傘という声が聞こえてきそうです。
表紙と裏表紙の見返しに、三十六個の色も模様も異なる傘が開いているのが、目をひきました。
最初のページ、赤い傘は恐竜の頭にありました。