どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

たべられちゃうの?めんどりさん

2024年12月02日 | 絵本(外国)

   たべられちゃうの?めんどりさん/リチャード・ウエアリング・作 キャロライン・ジェイン・チャーチ・絵 まえざわあきえ・訳/ひさかたチャイルド/2024年


 農場でくらすちいさなめんどり。好き嫌いを言わず、なんでもよく食べるので、ずんずん大きくなりました。
 丘の上から、めんどりを毎朝見ていた はらぺこのオオカミが、めんどりを食べてやろうと ぬきあし さしあし、そーっと 農場にむかいます。けれど、ふと、おもったのです。「まてよ、あしたのなれば、めんどりはもっと大きくなるかもしれないぞ」
 次の朝、めんどりは、やっぱり おおきくなっていました。
 キツネは、少しでもおおきなめんどりを たべようと、もっともっと がまんすることにしました。おなかが へろへろになるまで、まちました まちました。

 やがて、めんどりは、おおきくなって、鶏小屋から外にでられないほど。

 キツネは、いまだと、一目散に 丘を駆け下り めにもとまらぬ 速さで 農場を つっきると 鶏小屋のなかへ とびこみました。

 さあ、食べられちゃうの?めんどりさん!

 逃げ出す? それとも・・。

 予想をこえた結末にびっくり。

 2002年にイギリスで最も売れた作品のトップ5にランクインしたという絵本。やせたキツネと、まるまるしためんどりの存在感が抜群。繰り返しもちょうどよい感じ。


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