地元の公園のバードサンクチュアリ内には水場がある。
トラツグミが飛来して頻繁に水場に現れたころ(11月~1月半ば)は、実は他の鳥も入れ替わり立ち代わり現れていた。
しかし、現在は閑古鳥状態。水場を観察する窓にもほとんど人がいない。
初冬、この水場はなぜ繁盛するのか。
水場を訪れた冬鳥たち
シロハラ
水場の周りに複数個体居ついていて、入れ代わり立ち代わり現れた。自分は水を飲まなくても、水場に来た他の鳥をよく追い払う。しかし、現在は他所に移ってしまったようだ。
▲シロハラは一時7羽ぐらいいたらしいが、今はほとんど来ない。
アカハラ
▲アカハラは、通過個体で、居つかない。
シメ
▲シメは今でも時々水場に現れる数少ない冬鳥だ。
ツグミ
ツグミも複数個体水場の周りに居ついていた。水を飲み、水浴びするだけでなく、落ちている木の実(エノキ)を採餌する様子も見られた。
▲11月上旬に水場に現れたツグミ
▲水を飲んだり浴びたりするばかりではなく、落ちているエノキの実を採餌している。
イカル
私が水場でイカルを見たのは1回のみ。通過の途中で立ち寄ったようだ。
ルリビタキ
ルリビタキも、渡ってきたころは、ときどき水場に現れたが、今はめったに来ない。
▲青いオスと青くないメスタイプのルリビタキ(メスか若オスか)
クロジ
クロジが水場に現れるのは極めて稀なことだ。昨年もこの時期に見られたが、それは誰かが水場に餌を撒いたからだった。今年も撮った写真をよく見ると、岩場の周りに餌が撒かれていた。(以下の写真には写っていないが。)
水場に現れた冬鳥たちを観察してみると、ただ、渡りの途中で立ち寄った場合と、水場の周りに餌(木の実など)があるので居つき、ついでに傍の水場を利用している場合があるように思う。それらの種は、餌がなくなると、特にこの水場を利用するメリットもなくなり、来なくなってしまったのではないか。
そのことは、留鳥たちの行動を見ても当てはまりそうだ。
つづく
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