鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

オオバン繁殖記録 その2

2023年12月20日 | クイナ類

この写真は、子育てを終えたオオバンのペア。

オオバンの成鳥の姿を見ると、体は全身真っ黒な羽で覆われ、嘴と額板は白い。

こちらは、孵化して間もないオオバンの雛。

頭の天辺は羽毛がなく剥げている。嘴の先は白いが、残りの部分は赤く、嘴の周りも赤い。

頭の下半分は、黄色い羽毛が襟巻のように伸びている。

体は濃い灰色の羽毛に覆われている。

この状態から、成鳥の姿まで、どのように変化していくのだろうか。

▲孵化後1か月ほど経った雛

いつのまにか、嘴の周りの赤い羽毛や、襟巻状の黄色い羽毛がなくなってきている。

成長の早い雛は、胸から腹にかけて、白い羽毛が生えてきている。

さらに、頭の禿げていた部分も完全に羽毛に覆われた。

▲白とグレーの羽毛に覆われた雛。嘴には黒い斑紋

▲正面から見ると、嘴が額の方へ伸びていて、額板が形成され始めているのがわかる。

▲翼の羽が伸びてきた。

▲額板がはっきりわかる。

▲孵化後2か月ぐらい。

▲ついに額板が白くなった。羽毛が黒くなれば親とかわらない。2か月半後。

しかし、この後雛の姿は見えなくなった。

ついに独立したのだろうか。この後親元から離れて一人暮らしをするのだろうか。

 

オオバンの体の成長は、バンと似ている。バンの雛も孵化後しばらくは頭が剥げていて、赤い。ただ、オオバンほど派手ではないが。

親の給餌本能を刺激するため?他のクイナ科の雛はどうなのだろうか。いろいろ疑問が湧く。

 

つづく

 

 

 


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