今年の春はことのほか早かった。
昔野鳥の写真を撮り始めたころ、「ウメジロ」と呼ばれる写真がはやったことがある。
春一番に咲き始めるウメの花と、その花の蜜を吸いに現れるメジロの写真のことだ。
花の色とメジロの色のコラボがきれいで、長い冬の終わりを告げる明るい写真になるからだろう。
▲2月9日のウメジロ
ウメジロに先立ち、もっと早くから咲いているツバキの花もメジロのお気に入りだ。
メジロは頭のほとんどを花の中に突っ込んで蜜を吸うので、この写真はなかなかうまく撮れない。
▲2月10日のメジロ
▲1月27日
そして、いよいよ桜の季節になる。
早咲きの桜、河津桜はなんと2月2日にはほころび始めた。
▲ほころび始めた河津桜にいち早く吸蜜に来たメジロ
公園には開花時期の違ういろいろな品種の桜が植えられている。メジロたちは、季節の移り変わりと共の、それらの桜にも次々の訪れる。
▲寒緋桜に。3月11日 光の当たり方で変な色になっている。
▲大寒桜に。3月11日
▲ソメイヨシノに。3月18日
サクラばかりではない。小さな黄色い花を咲かせるヒイラギナンテンにもやってきた。
▲2月2日には咲き始めたヒイラギナンテンに
蜜を吸いながら、「チィー、チィー」と鳴くメジロが「オイチィー」と言っているように聞こえる。
見ているこちらも春の訪れがうれしくなる一時だ。
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