ファミレス、全席禁煙にすると売り上げアップ…産業医大調査
大学 2017年6月2日 (金)配信読売新聞
たばこを吸わない人が煙を吸う受動喫煙の対策として、全席禁煙を実施したファミリーレストランで売り上げが伸びたという調査結果を産業医科大学(北九州市)の研究チームがまとめた。 研究チームは店の禁煙化は客と従業員の健康のために必要であり、店の経営にも有利だとしている。 同大の大和浩教授と 姜英きょうえい 助教らは、2009~12年の改装をきっかけに受動喫煙対策を強化したファミレスに協力を依頼。喫煙席と禁煙席が隣り合う状態から、店舗の一部に専用喫煙室を設ける「全席禁煙」に変えた141店と、喫煙席と禁煙席を壁で仕切る「分煙」に変えた16店で、売り上げの変化を調べた。その結果、全席禁煙の店舗は改装前と比べ、改装後の1年目に2%、2年目に3・4%売り上げが増えた。一方、分煙の店舗の売り上げは1、2年目ともにほとんど変わらなかった。 飲食店の原則禁煙を盛り込んだ健康増進法改正案の今国会への提出を目指す厚生労働省に対し、飲食業界は売り上げの減少を懸念している。大和教授は「たばこを吸わない人は喫煙者よりも多く食事をし、支払額も大きくなる傾向にある。全ての席を吸わない人向けにするのが経営にもいい影響が出る」と話している。 元の記事を読む https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170601-OYTET50020/#csidxb24997862da3568b7b277a182f9f797 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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大学 2017年6月2日 (金)配信読売新聞
たばこを吸わない人が煙を吸う受動喫煙の対策として、全席禁煙を実施したファミリーレストランで売り上げが伸びたという調査結果を産業医科大学(北九州市)の研究チームがまとめた。 研究チームは店の禁煙化は客と従業員の健康のために必要であり、店の経営にも有利だとしている。 同大の大和浩教授と 姜英きょうえい 助教らは、2009~12年の改装をきっかけに受動喫煙対策を強化したファミレスに協力を依頼。喫煙席と禁煙席が隣り合う状態から、店舗の一部に専用喫煙室を設ける「全席禁煙」に変えた141店と、喫煙席と禁煙席を壁で仕切る「分煙」に変えた16店で、売り上げの変化を調べた。その結果、全席禁煙の店舗は改装前と比べ、改装後の1年目に2%、2年目に3・4%売り上げが増えた。一方、分煙の店舗の売り上げは1、2年目ともにほとんど変わらなかった。 飲食店の原則禁煙を盛り込んだ健康増進法改正案の今国会への提出を目指す厚生労働省に対し、飲食業界は売り上げの減少を懸念している。大和教授は「たばこを吸わない人は喫煙者よりも多く食事をし、支払額も大きくなる傾向にある。全ての席を吸わない人向けにするのが経営にもいい影響が出る」と話している。 元の記事を読む https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170601-OYTET50020/#csidxb24997862da3568b7b277a182f9f797 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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