博愛病院(米子)新型マンモグラフィー県内初導入 乳がん診断に
2017年6月26日 (月)配信山陰中央新報
博愛病院(米子市両三柳)は、複数枚の断面図で診断ができる新型のマンモグラフィー(マンモ)を県内で初めて導入した。従来のマンモは、乳腺が発達した状態の高濃度乳房では病変が分かりにくかったが、新型は断面を1ミリずつ撮影でき、正確な診断が可能になる。
乳がんは、女性が罹患(りかん)するがんの中で最も多く、増加傾向にあるが、早期に見つかれば、完治の可能性が高い。ただ、従来のマンモは、乳腺が発達している20~30代の女性の場合、密集した乳腺と異常のある部位とが重なってしまうことがあり、診断が難しかった。
新型マンモは、医師が画像を見て診断する際も画像を1枚ずつ確認することができる。検査時間、被ばく線量は従来と変わらない。
同病院では年間5千人以上のマンモ検診を実施。市町村が実施する40歳以上を対象にした乳がん検診も受け入れており、1620円を上乗せすれば新型機器での検診が受けられる。
乳腺、消化器の専門医である角賢一副院長は「乳腺の多い人の乳がんの見落としが防げる」と効果を話した。
2017年6月26日 (月)配信山陰中央新報
博愛病院(米子市両三柳)は、複数枚の断面図で診断ができる新型のマンモグラフィー(マンモ)を県内で初めて導入した。従来のマンモは、乳腺が発達した状態の高濃度乳房では病変が分かりにくかったが、新型は断面を1ミリずつ撮影でき、正確な診断が可能になる。
乳がんは、女性が罹患(りかん)するがんの中で最も多く、増加傾向にあるが、早期に見つかれば、完治の可能性が高い。ただ、従来のマンモは、乳腺が発達している20~30代の女性の場合、密集した乳腺と異常のある部位とが重なってしまうことがあり、診断が難しかった。
新型マンモは、医師が画像を見て診断する際も画像を1枚ずつ確認することができる。検査時間、被ばく線量は従来と変わらない。
同病院では年間5千人以上のマンモ検診を実施。市町村が実施する40歳以上を対象にした乳がん検診も受け入れており、1620円を上乗せすれば新型機器での検診が受けられる。
乳腺、消化器の専門医である角賢一副院長は「乳腺の多い人の乳がんの見落としが防げる」と効果を話した。