「心の安定に少しでも貢献」 小児科医有志が寄贈 児童相談所へ「役立てて」
2017年6月23日 (金)配信千葉日報
千葉市医師会小児科医会有志が、市の児童相談所(千葉市美浜区高浜3)に9部屋分の畳計76枚を寄贈した。市は子どもが一時的に滞在する居室に活用。畳は約20年間交換されず古くなっていたといい、同会の今田進会長は「子どもの居心地の向上に役立ててほしい」と要望する。
寄贈のきっかけは、昨年11月に行われた市社会福祉審議会メンバーによる視察。「こんだこども医院」(千葉市緑区おゆみ野)院長で同審議会の委員も務める今田会長が畳が古くなってすり切れていることに気が付いた。同会メンバーの小児科医らに協力を呼び掛けると、購入費約40万円が集まり、寄贈が実現したという。
居室は虐待や保護者の病気などで家にいられない子どもが一定期間滞在するための設備で、担当者によると常にほぼ満室の状態。同相談所は1996年の建設当時から、老朽化した場所の補修を随時実施。しかし、居室の畳はまだ使えるとして、費用などの面から一度も交換されていなかった。
今田会長は「小児科医有志一同、子どもの心の安定に少しでも貢献したい」と思いを話す。寄贈された新しい畳を設置した同相談所の担当者は「雰囲気がよくなった。子どもたちもはだしで快適そうにしている」と感謝した。
2017年6月23日 (金)配信千葉日報
千葉市医師会小児科医会有志が、市の児童相談所(千葉市美浜区高浜3)に9部屋分の畳計76枚を寄贈した。市は子どもが一時的に滞在する居室に活用。畳は約20年間交換されず古くなっていたといい、同会の今田進会長は「子どもの居心地の向上に役立ててほしい」と要望する。
寄贈のきっかけは、昨年11月に行われた市社会福祉審議会メンバーによる視察。「こんだこども医院」(千葉市緑区おゆみ野)院長で同審議会の委員も務める今田会長が畳が古くなってすり切れていることに気が付いた。同会メンバーの小児科医らに協力を呼び掛けると、購入費約40万円が集まり、寄贈が実現したという。
居室は虐待や保護者の病気などで家にいられない子どもが一定期間滞在するための設備で、担当者によると常にほぼ満室の状態。同相談所は1996年の建設当時から、老朽化した場所の補修を随時実施。しかし、居室の畳はまだ使えるとして、費用などの面から一度も交換されていなかった。
今田会長は「小児科医有志一同、子どもの心の安定に少しでも貢献したい」と思いを話す。寄贈された新しい畳を設置した同相談所の担当者は「雰囲気がよくなった。子どもたちもはだしで快適そうにしている」と感謝した。