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回復志向の認知療法、終了後も6月効果持続

2017年06月18日 21時54分54秒 | 医療情報
回復志向の認知療法、終了後も6月効果持続
小規模RCTで標準療法と比較
国際医学短信2017年6月16日 (金)配信 精神科疾患その他

 精神疾患からの回復を通じて自分らしい生活を取り戻し、充実した地域での生活を送ることなどを目指す「回復志向的認知療法(recovery-oriented cognitive therapy)」の統合失調症に対する有効性が明らかになった。統合失調症患者60例を対象としたランダム化試験で18カ月の回復志向的認知療法により標準治療に比べ症状の有意な改善が見られた。米国精神医学会(APA)がPsychiatric Services in Advance誌の掲載論文を紹介した。
 研究グループは、統合失調症の外来治療中の患者60例を回復志向的認知療法群、または標準療法(抗精神病薬、地域精神保健センターなどによる患者管理やカウンセリング、ピアサポートなどの提供)群にランダムに割り付け。試験期間(18カ月から試験終了後6カ月までの効果を比較した。
 検討の結果、標準治療群に比べ、回復志向的認知療法群で有意なベネフィットを確認。詳しい解析からは慢性症状のない群で、治療効果が現れる時期が早く、多くの患者で試験開始から18カ月時点に最も効果が顕在化していた。有意な治療効果は24カ月時点も続いていたが、より慢性症状が強い群では追跡終了までに有意な効果は消失していた。
 研究グループは「かなり難治の患者でも改善は可能で、患者ごとに設定された意義のある管理目標を達成できるようになるかもしれない」と指摘。医師は患者が当初の予想ほど早く改善しなくても、治療をあきらめるべきではない。たとえば治療間隔を週1回から増やすといった方策も考えられる」と話している。
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学会、ゴルフで体を鍛えるヒント提示

2017年06月18日 21時42分03秒 | 運動スポーツ
学会、ゴルフで体を鍛えるヒント提示
適切な実施で骨の健康や日常生活での持久力向上に役立つ
国際医学短信2017年6月16日 (金)配信 整形外科疾患その他

 米国整形外科学会(AAOS)は5月31日、怪我なくスポーツとしてのベネフィットを享受するためのゴルフの楽しみ方に関するアドバイスを、米国整形外科スポーツ医学会議(AOSSM)と共同で紹介した。
 米国消費者製品安全委員会によると、2015年にゴルフ関連外傷で医療施設を受診したのは13万1000人超。専門医は「ゴルフで健康を増進し、負傷リスクを減らすためには、適切なストレッチを行い適切なテクニックを使うことがカギ。正しく行えば、ゴルフは筋肉を鍛え、骨の健康を維持し、日常生活で必要な持久力を養う」と述べている。
 AAOSとAOSSMが推奨するゴルフ中の負傷を防ぐためのポイントは以下の通り。
熟練者と練習する:コースに出る前に、適切なテクニックを熟練者に習っておく
コースでは歩く:自分のペースを決め、苦痛にならない範囲内でなるべく18番ホールまで歩く。歩行は筋肉の鍛錬に役立つ
水分を補給する:十分に水を飲むこと
ラウンド前にストレッチをする:ストレッチは体の可動域を改善する
背中や肩の筋肉を強化するための運動を定期的に行う:ヨガやピラティス、壁面を使った腕立て伏せ、肩の運動などを行う
医師のチェックを受ける:新たにスポーツや運動プログラムを始める前に、必ず医師に相談する

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