介護ロボット導入後押し 佐賀大病院に普及センター
2017年6月2日 (金)配信読売新聞
県は1日、人手不足が深刻な介護現場で、職員の身体的負担を軽減して長く働ける環境を整えるため、佐賀市の佐賀大付属病院内に「介護ロボット」の導入を後押しする普及センターを開設した。
同センターは、外来診療棟3階にあるリハビリテーション科の一室。高齢者を抱えるなど、腰への負担が大きい介護職員の動きをサポートするロボットを含む8種類を常設し、ロボット装着の体験や相談に応じる。
県長寿社会課によると、県内には約1400の介護事業所があり、約1万3000人の介護職員が働いている。介護事業所の約半数は人手不足で、その背景には身体的な負担が大きいため離職率が高いことがあるという。
ただ、介護ロボットは数十万~数百万円と高額なため、実際に導入している事業所は県内では37事業所(2016年度末現在)にとどまっているのが現状だという。
厚生労働省は18年度の介護報酬改定で、導入事業所の介護報酬を上乗せする方針。政府も介護ロボットの開発・普及を後押しする方向で検討に入っている。
佐賀大付属病院リハビリテーション科の北島昌輝さん(39)は「介護現場の人手不足の解消につながるよう、介護ロボットの普及に努めていきたい」と話している。
普及センターは月、水、金曜日の午前8時半~午後5時15分(水曜日のみ午後1時から)。介護ロボットの貸し出しも行う。問い合わせは同センター(0952・34・3285)へ。
2017年6月2日 (金)配信読売新聞
県は1日、人手不足が深刻な介護現場で、職員の身体的負担を軽減して長く働ける環境を整えるため、佐賀市の佐賀大付属病院内に「介護ロボット」の導入を後押しする普及センターを開設した。
同センターは、外来診療棟3階にあるリハビリテーション科の一室。高齢者を抱えるなど、腰への負担が大きい介護職員の動きをサポートするロボットを含む8種類を常設し、ロボット装着の体験や相談に応じる。
県長寿社会課によると、県内には約1400の介護事業所があり、約1万3000人の介護職員が働いている。介護事業所の約半数は人手不足で、その背景には身体的な負担が大きいため離職率が高いことがあるという。
ただ、介護ロボットは数十万~数百万円と高額なため、実際に導入している事業所は県内では37事業所(2016年度末現在)にとどまっているのが現状だという。
厚生労働省は18年度の介護報酬改定で、導入事業所の介護報酬を上乗せする方針。政府も介護ロボットの開発・普及を後押しする方向で検討に入っている。
佐賀大付属病院リハビリテーション科の北島昌輝さん(39)は「介護現場の人手不足の解消につながるよう、介護ロボットの普及に努めていきたい」と話している。
普及センターは月、水、金曜日の午前8時半~午後5時15分(水曜日のみ午後1時から)。介護ロボットの貸し出しも行う。問い合わせは同センター(0952・34・3285)へ。