医師団見解要旨
2019年12月9日 (月)配信共同通信社
皇后さまの病状について、医師団が公表した見解の要旨は次の通り。
皇后さまは、これまで東宮職医師団が説明してきた基本的な考え方を踏まえながら、治療を継続されている。
今年は、即位に伴う全ての行事のほか、6月の愛知県、9月の秋田県、新潟県、茨城県と、4度の地方訪問を務めた。また、米大統領夫妻やフランス大統領夫妻をはじめ外国賓客を迎える行事のほか、全国赤十字大会など多くの行事に取り組まれた。さまざまな工夫を重ねながら体調を整えるなど、皇后さまの努力によるところが大きい。
皇后さまは、こうした活動を一つ一つ着実に積み重ねることが自信となり、活動の幅の広がりにつながってきている。加えて、祝賀御列(おんれつ)の儀や地方訪問の際に、直接触れ合う方々からの温かい声や反応に元気づけられているように見える。
一方で、依然として回復の途上にあり、体調には波がある。大きい行事の後や行事が続く場合、疲れがしばらく残ることもある。今年は、即位に伴う諸行事を中心に、特に強い責任感を持って務めに取り組んできたが、過剰な期待を持たれることは、今後の回復にとって逆効果となり得ることを理解してほしい。これまで同様、周囲の方々の理解と支援を受けながら治療を続けていくことが大切であり、引き続き温かく見守っていただきたい。
2019年12月9日 (月)配信共同通信社
皇后さまの病状について、医師団が公表した見解の要旨は次の通り。
皇后さまは、これまで東宮職医師団が説明してきた基本的な考え方を踏まえながら、治療を継続されている。
今年は、即位に伴う全ての行事のほか、6月の愛知県、9月の秋田県、新潟県、茨城県と、4度の地方訪問を務めた。また、米大統領夫妻やフランス大統領夫妻をはじめ外国賓客を迎える行事のほか、全国赤十字大会など多くの行事に取り組まれた。さまざまな工夫を重ねながら体調を整えるなど、皇后さまの努力によるところが大きい。
皇后さまは、こうした活動を一つ一つ着実に積み重ねることが自信となり、活動の幅の広がりにつながってきている。加えて、祝賀御列(おんれつ)の儀や地方訪問の際に、直接触れ合う方々からの温かい声や反応に元気づけられているように見える。
一方で、依然として回復の途上にあり、体調には波がある。大きい行事の後や行事が続く場合、疲れがしばらく残ることもある。今年は、即位に伴う諸行事を中心に、特に強い責任感を持って務めに取り組んできたが、過剰な期待を持たれることは、今後の回復にとって逆効果となり得ることを理解してほしい。これまで同様、周囲の方々の理解と支援を受けながら治療を続けていくことが大切であり、引き続き温かく見守っていただきたい。