看護師の「勉強期間」延長を 岡山で関係者が教育充実話し合う
2019年12月24日 (火)配信山陽新聞
看護師の養成教育充実を話し合う「看護師基礎教育を考える会」(日本看護協会、岡山県看護協会共催)が21日、三木記念ホール(岡山市北区駅元町)で開かれた。高齢化に伴い医療・看護ニーズが複雑、多様化する中、質の高いサービスを提供し続けるため、修業年限延長の必要性を確認した。
要介護状態の高齢者が住み慣れた地域で生活を継続できる「地域包括ケアシステム」の構築が進む中、日本看護協会の岡島さおり常任理事が看護師を取り巻く現状と課題を報告。「在宅での看護は病院以上に総合的な能力が求められる」と指摘した上で、修業年限3年がほとんどとなっている現状では限界があるとし、「必要な教育を盛り込むには4年制化が必要」と訴えた。
教育、医療、行政の各現場から3人が登壇したシンポジウムもあり、ボランティア活動を授業に取り入れるなど、4年制化によって実現した柔軟なカリキュラム編成の実践例が報告されたほか、理想の看護師像について意見を交わした。
医療、教育、行政関係者ら約180人が参加した。
2019年12月24日 (火)配信山陽新聞
看護師の養成教育充実を話し合う「看護師基礎教育を考える会」(日本看護協会、岡山県看護協会共催)が21日、三木記念ホール(岡山市北区駅元町)で開かれた。高齢化に伴い医療・看護ニーズが複雑、多様化する中、質の高いサービスを提供し続けるため、修業年限延長の必要性を確認した。
要介護状態の高齢者が住み慣れた地域で生活を継続できる「地域包括ケアシステム」の構築が進む中、日本看護協会の岡島さおり常任理事が看護師を取り巻く現状と課題を報告。「在宅での看護は病院以上に総合的な能力が求められる」と指摘した上で、修業年限3年がほとんどとなっている現状では限界があるとし、「必要な教育を盛り込むには4年制化が必要」と訴えた。
教育、医療、行政の各現場から3人が登壇したシンポジウムもあり、ボランティア活動を授業に取り入れるなど、4年制化によって実現した柔軟なカリキュラム編成の実践例が報告されたほか、理想の看護師像について意見を交わした。
医療、教育、行政関係者ら約180人が参加した。