昨日は、二俣川から緑園都市を経て、東戸塚まで歩いた。
緑園都市の駅近くには「ガーネッシュ」というインド料理の店があり、
よくテイクアウトでカレーなどを注文して買ったものだが、
その場所にいったところ閉店の案内が出ていた。
いいお店であったのに、残念なことだ。
15年間も続いたのに、長く店を続けることは難しいもんだ。
さて、途中聴いた曲は1907年生まれの深井史郎の作品。
今日からは、日本の作曲家の管弦楽曲をとりあげる。
CDの解説書によると、彼は音楽大学で学んだというよりは、
伊庭孝や菅原明朗に個人的に師事して作曲法を学んでいる。
その一方で、作曲家としてはラヴェルやストラヴィンスキーなどに
音楽的な部分で影響を受けたようであり、
とりわけラヴェルの影響は、特にといってよいだろう。
パロディ的な四楽章は、四人の作曲家を模倣した作品で、
1936年に作曲され、もとは「5つのパロディ」という管弦楽曲で、
「ファリャ」「ストラヴィンスキー」「マリピエロ」「ラヴェル」
「バルトーク」の5曲から構成されていたが、
そこから「マリピエロ」を抜き、「バルトーク」の題を「ルーセル」に変え、
管弦楽を3管編成に改めはしたが、曲そのものには手をつけていないらしい。
第1楽章は、ファリャの「スペインの庭」の主題を利用しながら、
ファリャ風の音楽が展開されていく。
第2楽章ではストラヴィンスキー風に、
テンポのよい音楽が流れる短い曲である。
第3楽章は彼の尊敬するラヴェルに捧げる音楽で、
その印象派的な音楽は、フルートの美しい旋律とともに、
ゆったりと、やさしく流れていく。
第4楽章はルーセル風の音楽ということになる。
CDの解説でも指摘されているのだが、
ルーセルぽいところもあれば、バルトーク的な部分もある。
金管楽器が活躍し、最後は華々しく終わる。
バレエ音楽「創造」は、皇紀2600年を記念し、1940年に作曲された。
曲は「神々の誕生」「生物の誕生」「人間の誕生」から成り、
内容的には十分日本的だが、曲はそれをあまり感じさせない。
第3景「人間の誕生」の冒頭のフルート独奏で始まる音楽を聴けば、
ラヴェルの音楽のようであることがわかると思う。
音楽は最後に向かうにつれ、壮大な音楽になって終わる。
交響的映像「ジャワの唄声」は1942年に完成した作品だ。
主題はジャワのスンダ地方の民族音楽から採っている。
この主題をもとに音楽は沖縄風の旋律も絡みながら、
しかし、日本風的な要素も混ざりつつ音楽は展開される。
でも、確かにジャワ音楽と、沖縄音楽と、
日本的な音楽の融合をはかったかのようなこの曲は、
まさに音楽における大東亜共栄圏にも見えてくる。
緑園都市の駅近くには「ガーネッシュ」というインド料理の店があり、
よくテイクアウトでカレーなどを注文して買ったものだが、
その場所にいったところ閉店の案内が出ていた。
いいお店であったのに、残念なことだ。
15年間も続いたのに、長く店を続けることは難しいもんだ。
さて、途中聴いた曲は1907年生まれの深井史郎の作品。
今日からは、日本の作曲家の管弦楽曲をとりあげる。
CDの解説書によると、彼は音楽大学で学んだというよりは、
伊庭孝や菅原明朗に個人的に師事して作曲法を学んでいる。
その一方で、作曲家としてはラヴェルやストラヴィンスキーなどに
音楽的な部分で影響を受けたようであり、
とりわけラヴェルの影響は、特にといってよいだろう。
パロディ的な四楽章は、四人の作曲家を模倣した作品で、
1936年に作曲され、もとは「5つのパロディ」という管弦楽曲で、
「ファリャ」「ストラヴィンスキー」「マリピエロ」「ラヴェル」
「バルトーク」の5曲から構成されていたが、
そこから「マリピエロ」を抜き、「バルトーク」の題を「ルーセル」に変え、
管弦楽を3管編成に改めはしたが、曲そのものには手をつけていないらしい。
第1楽章は、ファリャの「スペインの庭」の主題を利用しながら、
ファリャ風の音楽が展開されていく。
第2楽章ではストラヴィンスキー風に、
テンポのよい音楽が流れる短い曲である。
第3楽章は彼の尊敬するラヴェルに捧げる音楽で、
その印象派的な音楽は、フルートの美しい旋律とともに、
ゆったりと、やさしく流れていく。
第4楽章はルーセル風の音楽ということになる。
CDの解説でも指摘されているのだが、
ルーセルぽいところもあれば、バルトーク的な部分もある。
金管楽器が活躍し、最後は華々しく終わる。
バレエ音楽「創造」は、皇紀2600年を記念し、1940年に作曲された。
曲は「神々の誕生」「生物の誕生」「人間の誕生」から成り、
内容的には十分日本的だが、曲はそれをあまり感じさせない。
第3景「人間の誕生」の冒頭のフルート独奏で始まる音楽を聴けば、
ラヴェルの音楽のようであることがわかると思う。
音楽は最後に向かうにつれ、壮大な音楽になって終わる。
交響的映像「ジャワの唄声」は1942年に完成した作品だ。
主題はジャワのスンダ地方の民族音楽から採っている。
この主題をもとに音楽は沖縄風の旋律も絡みながら、
しかし、日本風的な要素も混ざりつつ音楽は展開される。
でも、確かにジャワ音楽と、沖縄音楽と、
日本的な音楽の融合をはかったかのようなこの曲は、
まさに音楽における大東亜共栄圏にも見えてくる。