Mars&Jupiter

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芥川也寸志のオーケストラのためのラプソディを聴きながら横浜から星川まで歩く

2007-09-21 05:45:47 | 古典~現代音楽日本編
昨日は、横浜駅から星川まで歩きました。
途中聴いた曲は、芥川のオーケストラのためのラプソディ。
芥川也寸志は1925年東京生まれで、
芥川龍之介の三男として育った。
東京高等師範学校(現筑波大学)の
付属中学にいた時に、作曲家を志すようになり、
その後東京音楽学校(現東京藝術大学)に進み、
その時に橋本國彦に師事した。
その後伊福部にも師事している。

オーケストラのためのラプソディーは1971年に作曲されている。
冒頭の荒々しい感じはプロコフィエフの
スキタイ組曲(アラとロリー)を想起させる。
そのうち登場する執拗に繰り返される音楽は印象的だ。
東洋的な雰囲気をかもし出しながら、曲は展開されていく。
フルート・ソロが中間部で吹く旋律もエキゾティックである。
曲自体は日本的というよりは、ロシア音楽的な感じがする。
何度も一つの音型を繰り返すオスティナートの技法を使い、
徐々に壮大な音楽になって、終わる。

今まで聴いていた管弦楽曲には、
旋律からして日本音楽的なものが多いが、
この作品は、それに比べ西洋的な感じがする。
とはいえ、個性的な音楽を作り上げている気がする。
日本人の作曲家の音楽の世界は深く、様々だ。
コメント
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