Mars&Jupiter

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松平頼則の左舞、右舞を聴きながら二俣川から西谷まで歩く

2007-09-16 06:18:37 | 古典~現代音楽日本編
昨日は、二俣川駅から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1907年生まれの松平頼則の作品。
由緒正しき家柄に生まれながらも、
国家主義的な風潮を嫌い、権威主義を嫌い、
ロマンティシズムやセンチメンタリズムを嫌い、
人工的なもの、個人主義的なものを作品に求めたようだ。
その中で西洋音楽と日本音楽の融合という点から、
彼がその素材にとして求めたものが雅楽であった。
そう考えるとなるほど納得できるところがある。

ピアノとオーケストラのための主題と変奏は1951年に作曲された。
盤渉調の越天楽を主題に使っている。
これは一般的によく聴く平調の越天楽とは旋律がやや違う。
それを主題にして変奏していくのだが、
その変奏はある時にはジャズ風になり、
その変奏の手法は興味深いものである。

ダンス・サクレ(振鉾)、左舞、右舞、ダンス・フィナル(長慶子)
それぞれは、1957年から1959年の間に作曲された。
彼の作風は1950年半ばから大きく変わった。
雅楽をベースとする点には変わらないが、
その時代の西ヨーロッパにみられた前衛的な音楽を取り入れ、
より個性的な音楽になったともいえよう。

私は高校時代に雅楽のレコードを買って、
その世界に一時魅了されたことがあった。
しかし、その雅楽と前衛音楽を融合させようとした
日本人の作曲家がいたことは、知らなかったので、
なるほど、こんな音楽になるんだなあという点で興味を持った。
その発想やアイデアには感心するし、
どうして雅楽を彼が選んだのかを知ると、なるほどと思うのである。
コメント
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