Mars&Jupiter

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ヤン・エンゲルの交響曲ロ長調、交響曲ニ短調を聴きながら二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2008-11-07 05:41:49 | 古典~現代音楽ポーランド編
「18世紀のポーランドの交響曲集第4巻」のCDで、
もう一つあげておく作曲家にヤン・エンゲルがいる。
ヤン・エンゲルが、何年に生まれたかはわからないが、
1778年に亡くなっていることは分かっている。
ワルシャワ中心に、1770年代中心に活躍した作曲家で、
CDの説明によると、11の交響曲を残していること、
12曲のポロネーズや多くの声楽曲・器楽曲も作曲していることは、
伺うことができるがそれらがどういうものかはわからない。
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩く途中に聴いた。

交響曲ロ長調の作曲年は不詳だが、3つの楽章から成る。
第一楽章アレグロは、軽快に始まる優雅な宮廷風の音楽で、
ハイドンやモーツアルトと同時代的なスタイルで書かれている。
オーボエ・ソロも美しく、曇りのない明るい音楽である。
第二楽章アンダンテは、おだやかな牧歌風の曲調の中で、
オーボエ・ソロの歌うような旋律が、魅力的である。
第三楽章アレグレットは、舞踏的な要素のある軽快な曲で、
このポーランドの音楽要素が入っているのだろうか。
ポロネーズ的な民族的な要素が入っていると断定できないのだが、
優雅な音楽の中にそんなものを少し感じてしまうのである。

交響曲ニ短調も作曲年は不詳だが、3つの楽章から成る。
第一楽章アレグロの冒頭は、短調のため少し陰があるが、
中間部は長調で軽快で明るく優雅で華やかで対照的である。
展開部以降長調・短調に交互に織り交ぜて陰影をつけている。
第二楽章アンダンテは、金管の吹奏から始まりのどかな曲である。
フルート・ソロの奏でる旋律は優雅さと物悲しさを表現する。
金管楽器とオーボエによる牧歌風の音楽と交代を繰り返し、
フルート・ソロによる叙情的な部分を過ぎ、最後牧歌的に終わる。
第三楽章アレグロは、冒頭の短調による激しい感傷的な旋律と、
対照的なオーボエなどによって奏される明るい旋律が対照的だ。
この2つの部分が交互に現れながら、最後は短調で終わる。
コメント
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