Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アラン・ロースソーンの交響曲第1番を聴きながら横浜から星川まで歩く

2008-11-24 03:10:30 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは1905年生まれのアラン・ロースソーンの作品。
彼の略歴については器楽曲・室内楽曲編で触れたので省略する。
交響曲第1番は、1950年に作曲された作品である。
ロイヤル・フィルハーモニー協会に委嘱され、
1950年11月にエドリアン・ボールトの指揮で、
BBC交響楽団により初演された作品である。

第一楽章アレグロ・テンペストーソは、
情熱的で悲劇的な旋律の第一主題から始まる。
弦楽器の動きなどはショスタコーヴィチ風である。
オーボエにより奏され始まる第二主題は叙情的な旋律である。
第三主題はイングリッシュホルンなどにより始まる。
展開部では第一主題を中心に展開されていく。
再現部は冒頭の第一主題から力強く始まり、最後は静かに終わる。
第二楽章レントは、低弦とバスーンの旋律に、
ホルンが呼応していくような形で始まる。
その後悲しげなフルート・ソロによる演奏の部分に入り、
弦楽器による甘く郷愁的な旋律がそれに続く。
クラリネットなどによる木管楽器の演奏に、
弦楽器が呼応し、やがて大きな盛り上がりをみせる。
最後も木管楽器と弦楽器中心に展開され、
最後は静かに消え入るように終わる。
第三楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポはスケルツォ楽章で、
8分の5拍子で展開される音楽は不安定感を抱かせる。
フルートなど木管楽器による旋律もおぼつかない感じで、
これらの旋律が交替する短い楽章である。
第四楽章ポコ・マエストーソ-アレグロ・リソルートは、
冒頭は金管楽器を中心に力強い音楽が奏され、
弦楽器中心に神秘的な旋律が奏され、
その後全体で奏される軽快な音楽はショスタコーヴィチ風だ。
木管楽器のソロが活躍し、弦楽器がそれに呼応する部分から、
冒頭の金管楽器が再び登場したあとは、ホルン・ソロが活躍する。
その後いくつかの木管楽器が活躍する部分と、
駆け抜けるような弦楽器中心に活躍する部分を経て、
金管楽器によるファンファーレ風の音楽が奏され、
最後は一気にトゥッティで華々しく終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする