Mars&Jupiter

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セルゲイ・イワノヴィッチ・タネーエフの「オレスティア」序曲作品6を聴きながら三枚町から新横浜まで歩く

2010-04-06 06:33:11 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日は三枚町から新横浜まで歩きました。
途中聴いたのは、タネーエフ(タニェエフ)の作品。
彼の略歴については以前ブログ触れたので省略する。
彼唯一の歌劇である「オレスティア」は、
1887年から1894年の間に作曲が完成し、
1895年10月にマリインスキー劇場で初演されたらしい。
「オレスティア」序曲ハ長調作品6は、1889年に作曲されたようだ。
聴いたCDは、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、
モスクワ放送交響楽団の演奏のものである。

低弦のうなるような重々しい音から始まる音楽は、
その後のドラマティックな展開を予感させる。
そこに管楽器やヴァイオリンが加わり、さらに金管楽器も加わり、
盛り上がりを見せたあと、弦楽器中心のアンサンブルが続き、
再び木管楽器と金管楽器が入り主題を軽快に扱っていく。
中間部はやや叙情的な感じの音楽となり、
再び主題が現れ、その主題を中心に展開されていく。
このあたりはワグナー風な部分も感じさせるが、
ダイナミックで荒々しい音楽は彼特有のものである。
ハープが入り、音楽は清らかで穏やかな感じを加え、
そこから流れる優しい感じの旋律をもとに、
一転してフィナーレに向かって明るい音楽となり、
金管楽器を中心に輝かし感じのクライマックスを築き、
最後は明るく穏やかに平和な感じの中で終わる。
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