Mars&Jupiter

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レオニード・ポロヴィンキンのテレスコープⅡを聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2010-04-16 05:27:56 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日は三枚町から西谷まで歩きました。
途中聴いた曲はポロヴィンキンの作品。
聴いたCDは、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、
ソヴィエト国立交響楽団の演奏によるもの。
ポロヴィンキンはシベリアのクルガンに生まれた作曲家である。
モスクワ音楽院で1914年から1926年の間ミヤスコフスキーなどに学んだ。
オペラや子供向けのバレエ曲、映画音楽や7つの交響曲、
5つのピアノ・ソナタなどの作品を残したようだ。
テレスコープⅡは、1928年に作曲された。
長く伸ばす音に乗って、動き出すような音型が弦楽器に現れ、
盛り上がりをみせたあと、オーボエの独奏が続き、
その後打楽器と金管楽器がその均衡を破るかのような様相を見せる。
打楽器の規則的刻むリズムに乗って管楽器が活躍する。
軽快な旋律が奏でられ、その後弦楽器中心に音楽は展開されていく。
ゆったりとした音楽がしばらく続き、
ストラヴィンスキーを思わせるような、
トランペットが打楽器の荒々しいリズムに乗って、
勇ましい感じの旋律を奏でながら最後終わる。

このCDには続いてモソロフの「鉄工場」が入っている。
これはステレオによるライヴ録音なので迫力がある。
冒頭の強烈な音楽はめらめらと燃え盛る炎を描写し、
「鉄工場」というタイトルが納得できる録音で素晴らしい。
コメント
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