ユーリ・シャポーリンの民族楽器とオーケストラのための組曲『蚤』作品８を聴く

昨日はウォーキングを休みました。
途中聴いた曲は1887年生まれのシャポーリンの作品。
聴いたＣＤは、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、
ソヴィエト国立交響楽団の演奏によるもの。
彼の略歴については以前ブログで触れたのでここでは省略する。
民族楽器とオーケストラのための組曲『蚤』作品８は、
レスコフの民話に基づいた作品で、1928年に作曲された。

第一曲モデラート・アッサイは、冒頭から華やかな感じであるが、
この旋律はチャイコフスキーの交響曲を思わせる。
そのあとはストラヴィンスキーのペトルーシュカを思わせる
幻想的な音楽になり、最後は冒頭の旋律が再び登場して終わる。
第二曲アンダンテ・コン・モルトは、
明るく楽しい軽快な曲である。
第三曲アンダンティーノも軽快な曲で、
三部形式で書かれた作品で、華やかで優雅な曲である。
第四曲アンダンティーノは、幻想的な短い曲である。
第五曲テンポ・デ・ヴァルスは、ピアノの伴奏に乗り、
ワルツのような舞踏的な音楽が奏でられる。
第六曲モデラートは、金管楽器が加わり、
軽快で華やかな曲で、サーカス的な雰囲気を漂わせる。