Mars&Jupiter

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ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの交響曲第1番ロ短調を聴きながら、二俣川から緑園都市まで歩く

2010-07-12 05:29:08 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日は二俣川と緑園都市駅の間を往復しました。
途中聴いたのは1886年生まれのフルトヴェングラーの作品。
指揮者として有名な人物なので略歴は省略する。
交響曲第1番ロ短調は、1943年に作曲された。
今回聴いたCDは、アルフレート・ヴァルター指揮、
スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章ラルゴは、冒頭の弦楽器の伴奏に乗り、管楽器が加わる。
そして弦楽器が感傷的な第一主題を奏でていく。
次に現れる第二主題はやや明るめである。
展開部ではドラマティックな部分がみられ、
後半の方ではブルックナー風の部分もある。
最後は静かになって、消え入るように終わる。
第二楽章スケルツォ:アレグロは、弦楽器のピチカートに乗り、
フルートが流れるように幻想的でおぼつかない感じの旋律を奏でていく。
その後は弦楽器がこの主題を管楽器と共に奏でていく。
金管楽器が活躍し、華々しさが加えられ、一時盛りあがりをみせる。
中間部は木管楽器が活躍し、軽やかに牧歌風の感じとなるが、
再び最初の旋律が金管楽器とともに荒々しい感じで現れる。
そのあと静まったあとは、徐々に盛り上がり最後は輝かしく終わる。

第三楽章アダージョは、弦楽器中心に情熱的な旋律が奏でられていく。
その穏やかな旋律はロマンティックであり、時に感傷的である。
後半のほうでは、聴いたメロディの一つが何となくプロコフィエフの
交響曲第7番第一楽章の第一主題と似ているところもあったりする。
金管楽器が加わって盛り上がりをみせたあと、
静かになって木管楽器が旋律を奏で、そのあと弦楽器中心に展開される。
チェロのソロが入ったあとは木管楽器が応え、再び弦楽器中心となり、
最後はフルートなど木管楽器とともに静かに終わる。
第四楽章フィナーレ:モデラート・アッサイは、
おぼつかないような旋律が木管楽器によって繰り返され、
それに乗って金管楽器が堂々とした英雄的な旋律を奏でる。
もう一つは金管楽器が朗々と奏するおだやかな旋律である。
金管楽器中心に展開される音楽は、ブルックナーを想起させる。
展開部ではこれらの主題が自由に変形され、
再現部ではそれぞれの主題が再現され、
コーダは、金管楽器中心に盛り上りをみせていき、
打楽器も加わり、輝かしい感じで堂々と終わる。
コメント
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