Mars&Jupiter

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ロベルト・シューマンの交響曲第2番ハ長調作品61を聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2010-07-24 16:36:12 | ローベルト・シューマンの作品
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1810年生まれのシューマンの作品。
交響曲第2番ハ長調作品61は、1845年から1846年にかけて作曲された。
聴いたCDは、ジョージ・セル指揮、
クリーヴランド管弦楽団によるものである。
第一楽章ソステヌート・アッサイの序奏の冒頭で、
金管楽器が奏する動機はハイドンの交響曲104番「ロンドン」の
序奏部の動機に似た響きであり、他の楽章でも登場する。
弦楽器は対照的にゆったりとした旋律を奏でていく。
その序奏部に続き、アレグロ・ノン・トロッポの主部に入る。
躍動的な主題と優雅な感じの主題をもとに、
弦楽器中心に音楽は展開されていき、管楽器がそれにパンチを加える。
セルの時代の素晴らしい弦楽器のアンサンブルを聴くことができる。
序奏部の動機も見せつつ、最後は堂々とした感じで終わる。

第ニ楽章スケルツォ:アレグロ・ヴィヴァーチェは、
流れるように軽快な旋律が奏でられていく。
第一トリオは、軽快で流れるようで、
第二トリオのゆっとりとした感じとは対照的である。
再び最初のスケルツォの主題が現れ、
生き生きとした躍動したリズムが弦楽器中心に展開され、
最後の方で、第一楽章の序奏の動機が現れ、軽快に終わる。
第三楽章アダージョ・エスプレッシーヴォは、ロンド形式で、
ゆったりとした中に悲しい感じの感傷的な音楽で始まる。
木管楽器が醸し出す悲愴感を弦楽器がやさしくいたわる感じである。
最後は弦楽器のみで静かに消えるように終わる。
第四楽章アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェは、ソナタ形式である。
短い序奏のあとに躍動的で勇ましい主題が現れる。
一方で第三楽章の叙情的な旋律も現れ、これが第二主題となる。
対位法風な部分はバッハを感じさせもする。
第一楽章の序奏の動機や主題も現れ、盛りあがりをみせていく。
最後は金管楽器とティンパニが響き、堂々とした感じで終わる。
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