Mars&Jupiter

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フリードリヒ・シェンカーの大オーケストラのための風景画を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2010-07-18 08:36:44 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは1942年生まれのシェンカーの作品。
シェンカーは、10歳の頃からトロンボーンやピアノを学び始めた。
1961年から1964年の間、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンで、
ヘルムート・スタコビアックにトロンボーンを、
ギュンター・コーハンに作曲を師事した。
1964年からライプチヒ放送交響楽団(MDR交響楽団)の
トロンボーン・ソロ奏者として活躍し、
1970年代からは活発に作曲活動を始めたようである。
大オーケストラのための風景画は、1974年に作曲された。
今回聴いたCDは、ヘルベルト・ケーゲル指揮、
ライプチヒ放送交響楽団の演奏による。

第一曲風景画1(色合い)は、冒頭から打楽器中心とした
混沌とした音の中に色彩感を思わせる。
引き延ばすような弦楽器の音と、金管楽器と打楽器などの
音がぶつかりあいながら音楽は進行する。
第二曲風景画2(かすかに、激しく)は、
それぞれの楽器がきまった音型を繰り返しながら、
ある部分では激しくぶつかり合っていく。
第三曲風景画3は、打楽器と金管楽器で荒々しく始まり、
静まってからはフルートが奏でる音に様々な楽器が絡み合う。
再び打楽器と金管楽器で荒々しい感じとなり、
それがいったん静まると再びフルートが入り、
ヴァイオリン・ソロも加わっていく。
最後ではチェロのソロが入り、荒々しくなって終わる。
第四曲風景画4(飛行機雲)は、弦楽器がたちのぼる空気を感じさせ、
打楽器と金管楽器などが断片的に生まれる雲を想像させる。
最後は打楽器がクレシェンドする中でピークを築き、突然終わる。
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