Mars&Jupiter

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アントン・ブルックナーの序曲ト短調WAB98を聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2010-07-28 05:49:20 | アントン・ブルックナーの作品
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1824年生まれのブルックナーの作品。
彼の略歴については以前述べたので省略する。
序曲ト短調は、1863年に作曲された作品である。
聴いたCDは、スクロヴァチェフスキー指揮、
ザールブリュッケン放送交響楽団の演奏によるものである。
冒頭のティンパニが叩く一撃から始まる音楽はベートーヴェン風である。
そして深遠な感じで序奏部が続き、ソナタ形式の主部に入る。
第一主題はメンデルスゾーン風で、流れるような旋律。
第二主題はブルックナーらしさが出ている。
ホルンの吹奏やフルートの響き、一歩ずつ進んでいくような弦楽器の音、
展開の仕方もブルックナーらしいところがみられる。
再現部のあと、最後の金管楽器中心に盛り上がっていくところは、
ワグナー風の部分も感じられ、習作とはいえ、魅力ある小品である。
コメント
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