Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ジョージ・ガーシュウィンの「ラプソデー・イン・ブルー」を聴く

2011-03-26 05:50:12 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は、ウォーキングを休みました。
昨日聴いたのは、1898年生まれのガーシュウィンの作品。
「ラプソデー・イン・ブルー」は、1924年に作曲された彼の代表作。
聴いたCDはアンドレ・プレヴィンによるピアノと指揮、
ロンドン交響楽団の演奏によるものである。
クラリネットのおどけたようなトリルに始まり、
管弦楽全体により主要な主題が奏される。
独奏ピアノが入り、この旋律を奏で管弦楽との競演が始まる。
ここでの若い時期のプレヴィンのピアノ演奏は、
溌剌とした自由奔放な感じを見せていて楽しい。
2つ目のピアノのカデンツァ風の独奏以降主題は自由に変形されていく。
再び管弦楽の部分になり、ロマンティックな旋律が奏され、
ピアノもそれに加わりながら盛り上がりをみせて、
いったん静まってピアノ独奏の部分となり、
ピアノがそのロマンティックな旋律を奏で、
速いフレーズを弾き、冒頭の主要主題も絡ませる。
やがて金管楽器が加わり、ピアノとともに盛り上がりをみせ、
冒頭の主要主題がピアノと管弦楽により奏され、最後華々しく終わる。
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ロジャー・ニクソンの「パシフィック祝典組曲」作品102を聴きながら、西谷から三枚町まで歩く

2011-03-25 00:39:52 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は、西谷駅から三枚町まで歩きました。
途中聴いたのは、1921年生まれのロジャー・ニクソンの作品。
カリフォルニアのチュレアに生まれ、モデスト・ジュニア・カレッジで学び、
フランク・マンシーニにクラリネットを師事した。
バークレー校で学び、第二次大戦時には軍役に服することもあったが、
その後もバークレー校でロジャー・セッションに師事し、
アーサー・ブリスやエルネスト・ブロッホなどにも学んだ。
その後はサンフランシスコ州立大学の音楽学部教授を務めた。
「パシフィック祝典組曲」作品102は、1979年に作曲された。
カリフォニルアやサンフランシスコの地域の歴史を題材にした作品である。
聴いたCDはピエール・クェイペルス指揮、オランダ陸軍軍楽隊の演奏による。
第一楽章「パレード」は、古きスペイン支配の時代の兵士や馬、
武器などが練り歩くパレードの様子を描写しているようである。
ファンファーレ風に始まる勢いのある音楽で、軽快に進行する。
中間部で打楽器がリズミカルに活躍し、ホルンが勇ましい旋律を奏でる。
第二楽章「祈り」は、ドローレス布教団の祈りの場面を描写している。
木管楽器中心にゆったりとした旋律が奏でられ、神秘的な雰囲気を感じさせる。
最後も鐘の音が鳴り、静かなたたずまいの中で消え入るようにして終わる。
第三楽章「ページェント(行列)」は、コンキスタドール(征服者)や、
イェルバ・ブエナ集落で遊ぶ子どもたち、紳士淑女や騎士などが行列する様子を
描写した音楽なのだろうと想像させるように、軽快な行進曲風の作品である。
中間部で木管楽器が活躍し、神秘的な雰囲気もかもしだされるが、
最後は金管楽器中心にエネルギッシュに盛り上がって終わる。
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ケント・ケナンの「夜の独白~フルートとピアノと弦楽のための」を聴く

2011-03-24 05:48:06 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は、西谷駅から三枚町の間を歩きました。
昨日聴いたのは、1913年生まれのケント・ケナンの作品。
ウィスコンシン州ミルウィーキーに生まれた彼は、
ミシガン大学とイーストマン音楽学校で学び、
ハワード・ハンソンやバーナード・ロジャースに師事した。
1936年にはローマ賞を受賞し、アメリカンアカデミーに3年間留学し、
イルデブランド・ピツェッティに師事した。
管弦楽曲や室内楽曲、合唱曲、歌曲などの分野で作品を残したが、
むしろ教壇に立って、教育活動に専念した人物である。
「夜の独白」は、1936年に作曲されたフルートとピアノと弦楽のための作品である。
聴いたCDはアレクサ・スティルのフルート、
ニコラス・ブライスワイト指揮、ニュージーランド室内管弦楽団演奏のもの。
弦楽器のさざなみのような伴奏に乗って、フルートが甘美な旋律を奏でていく。
印象派風の音楽で、中間部にカデンツァ風のフルート独奏の部分がある。
そのあと弦楽器とピアノが入って曲調が少し変わり、
再びカデンツァ風の部分があったあとピアノが入り、最後静かに終わる。
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チャールズ・トムリンソン・グリフィスのフルートとオーケストラのための詩曲を聴き、横浜から片倉町まで

2011-03-23 06:28:53 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は、横浜駅から片倉町まで歩きました。
昨日聴いたのは、1884年生まれのグリフィス(グリフス)の作品。
ニューヨーク州エルマイラに生まれた彼は、幼い頃からピアノやオルガンを習い、
ベルリンのシュテルン音楽院に入学し、ピアノと作曲を学び、
その後もフンパーディンクに師事し、1907年帰国した。
帰国後は教師として活躍する一方、作曲活動も続けたが、
1919年にかかった感冒が原因で、若くして30代半ばで亡くなった。
フルートとオーケストラのための詩曲は、1918年に作曲された。
聴いたCDはアレクサ・スティルのフルート、
ニコラス・ブライスワイト指揮、ニュージーランド室内管弦楽団演奏のもの。
低弦による歌うような旋律が弦楽器全体で示された後、
フルート・ソロがその主題を奏でていき、管弦楽が彩りを与える。
印象派風の部分もあれば、ワグナー風の部分も感じさせ、
一方でなぜか東洋風の趣さえある不思議な音楽である。
フルートが技巧的な演奏をみせながら、神秘的な音楽を展開していく。
やがて軽快なテンポの音楽となっていき、管弦楽ともに盛り上がりをみせ、
いったん静まり、フルート・ソロの美しい音色が奏され、最後幻想的に終わる。
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ポール・クレストンの交響曲第3番作品48「3つの神秘」を聴く

2011-03-22 05:34:58 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は、雨が降っていたのでウォーキングを休みました。
途中聴いたのは、1906年生まれのクレストンの作品。
交響曲第3番作品48「3つの神秘」は、1950年に作曲された。
同年10月27日オーマンディの指揮、
フィラデルフィア管弦楽団によって初演された。
聴いたCDはテオドル・クチャル指揮、
ウクライナ国立交響楽団の演奏による。
第一楽章「キリストの降臨」レント-アレグロ・モデラートは、
弦楽器が弱く淡い旋律を奏でて始まり、低弦がそれに応え、
やがて金管楽器などが加わり盛り上がりをみせる。
ハープの音が入り、ホルンに導かれグレゴリオ聖歌のアレルヤから派生した
主題が扱われていくようだが、それはアメリカ風でもあって美しい。
舞踏風の挿入部とあわせながら音楽は展開されていき、
生き生きとした感じをみせながら、最後全体で盛り上がって終わる。
第二楽章「キリストの十字架上の死」アダージョは、
ティンパニが重々しく叩く音に乗って、チェロ独奏が旋律を奏す。
オスティナート風の伴奏に乗り、木管楽器や弦楽器が旋律を奏で、
悲劇的な場面を木管楽器が表現しながら、弦楽器に金管楽器など加わり、
やがて劇的な展開をみせていき盛り上がりをみせたあとは、
宗教的な雰囲気の中、金管楽器の示す二音に乗って、
弦楽器と木管楽器が奏で、最後は静かに終わっていく。
第三楽章「キリストの復活」レント・モデラート-アレグロ・マ・カルモは、
やはりグレゴリオ聖歌による旋律がチェロによって示され、
やがてホルンなど金管楽器がそれを受け継ぎ、
フルートなども管楽器が活躍し、弦楽器と絡み合っていく。
有名なグレゴリオ聖歌による主題は様々な楽器が受け継いでいき、展開される。
金管楽器・打楽器も入り、荒々しさと華やかさも加わる。
そのあとコラール風な旋律をホルンが奏でていき、
弦楽器とともに徐々に盛り上がりをみせて最後堂々と終わるが、
この終わりの弦楽器の動き方は、なぜか少しブルックナーを思わせる。
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