Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アントニオ・ヴィヴァルディの歌劇『オリンピアーデ』序曲RV.725を聴く

2012-02-18 18:24:42 | バロック音楽協奏曲・管弦楽曲編
腰の痛みはまだ残っているので、昨日もウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1678年に生まれたヴィヴァルディの作品。
歌劇『オリンピアーデ』RV.725は、3幕によるオペラである。
ピエトロ・メタスタージオによる台本をもとにしている。
古代ギリシアのオリンピアを舞台とする恋愛物語であり、
アントニオ・カルダーラが最初に作曲し1733年に初演したが、
その翌年の1734年にヴィヴァルディが作曲した版が初演された。
聴いたCDはトーマス・ヘンゲルブロックの指揮・ヴァイオリン、
フライブルク・バロック・オーケストラの演奏によるもの。
歌劇『オリンピアーデ』序曲は3つの部分に分かれている。
冒頭は軽快なリズムとともに始まり、騒動を思わせるようなにぎやかな感じで、
強弱をうまく使いながらドラマティックな感じに仕立てている。
そして次のゆったりとした部分は恋愛の部分を思わせ、
叙情的な旋律が弦楽器によって奏されていく。
そのあとは軽快な部分と優雅な感じの部分が交互に現れ、最後おだやかに終わる。
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ジョン・ベディンガムの「おお美しきバラよ、おお優しきわが心の君よ(O rosa bella)」を聴く

2012-02-17 05:47:26 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
痛みは弱まったものの、あいかわらず腰の痛みは消えない。
したがって、昨日もウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1422年頃に生まれたベディンガムの作品。
ウィンチェスターおよびオックスフォードのニューカレッジで学び、
ウェストミンスターの聖スティーヴン教会で活躍したようだ。
「おお美しきバラよ、おお優しきわが心の君よ(O rosa bella)」は、
ダンスタブルの作品と伝えられていたが、ベディンガム作であることが、
有力となっている作品であるが、作曲年代に関する詳細はわからない。
聴いたCDはロンドン中世アンサンブルの演奏によるもの。
男声の3声によるポリフォニック的な響きの旋律は美しい。
ある女性を愛することへの苦悩が歌われた作品である。
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ジャン・ド・カストロの「あなたが燃えるような眼差しを(Quand tu tournes les yeux)」を聴く

2012-02-16 05:04:03 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
依然として腰の痛みは消えず、昨日もウォーキングを休みました。
昨日聴いたのは1540年頃に生まれたジャン・ド・カストロの作品。
リエージュに生まれたベルギーの作曲家である。
1570年代にはアントワープで活動したようだ。
「あなたが燃えるような眼差しを(Quand tu tournes les yeux)」は、
ロンサールの詩に曲を付けたもので、1576年に出版されたようである。
聴いたCDはドミニコ・ヴィス指揮、
クレマン・ジャヌカン・アンサンブルの演奏によるもの。
男声のみから始まりやがて女声も加わり重なり合う旋律は、
やはりポリフォニック的な響きであり、
弦の伴奏にのりながら華やかさを伝える。
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アントワーヌ・ド・ベルトランの「おお、俺の女はすごい美人だ」を聴く

2012-02-15 05:41:07 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
依然として腰が痛く、昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1530年または1540年頃に生まれた
アントワーヌ・ド・ベルトランの作品。
トゥルーズ中心に活躍したシャンソン作曲家であるが、
彼の人生の詳しいことや、生没に関するところには不明な部分が多い。
「おお、俺の女はすごい美人だ(Mon Dieu,que ma maitresse est belle)」は、
1552年から1553年に出版された詩人ロンサールの『恋愛詩集』に含まれる
ソナチネに曲を付けたもので、1576年に出版されたようである。
聴いたCDはドミニコ・ヴィス指揮、
クレマン・ジャヌカン・アンサンブルの演奏によるもの。
男声と女声により歌われる旋律は甘美であり、
ポリフォニック的な響きも耽美的な短い曲である。
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クロード・ル・ジュヌの「シュザンヌはある日(Suzanne un jour)」を聴く

2012-02-14 05:43:00 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日も腰が痛いため、ウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1528年から1530年あたりにフランス北部の
ヴァランシエンヌで生まれたクロード・ル・ジュヌの作品。
プロテスタントの信者であった彼は、パリを中心に活躍し、
アンリ4世の時に宮廷音楽家となったようだ。
「シュザンヌはある日(Suzanne un jour)」の作曲年代は不詳である。
聴いたCDはドミニコ・ヴィス指揮、
クレマン・ジャヌカン・アンサンブルの演奏によるもの。
プロテスタントの作曲家らしく、ポリフォニックな響きのするシャンソンである。
旧約聖書のダニエル書に出てくる人妻シュザンヌ(スザンナ)の物語を
題材にした作品で、その美しさを讃えるかのようにハーモニーは美しい。
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