Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

フランチェスコ・バルベッラのソナタ第3番ハ長調を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2012-02-23 06:04:05 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日は久しぶりに三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1692年生まれのバルベッラ(バルベルラ)の作品。
サンタ・マリア・ディ・ロレート音楽院で学び、
ヴァイオリン奏者・作曲家として活動した。
サンタ・オノフリオ音楽院で教えた後、
母校サンタ・マリア・ディ・ロレート音楽院でも弦楽器の教師として教えた。
ソナタ第3番ハ長調の作曲年代については不詳である。
聴いたCDはムジカ・アンティクヮ・ケルンの演奏によるもの。
第一楽章アモローソは、通奏低音に乗って弦楽器がゆったりと旋律を奏で、
この導入に続き、リコーダーが主題を奏でていき、弦楽器が絡んでいく。
優雅な感じのある旋律をリコーダーは歌うように奏でて、最後おだやかに終わる。
第二楽章は、ポリフォニック的な響きのある音楽である。
フーガ風な展開もみられ、前楽章とは対照的で動きのある音楽である。
リコーダーによる技巧的な演奏の部分もみることができる。
第三楽章アダージョは、おだやかで叙情的な旋律が、
リコーダーによって歌うように奏されていく。
第四楽章アレグロは、軽快でいきいきとした旋律が弦楽器により奏でられ、
リコーダーがそれを受け継ぎ、リコーダーと弦楽器の旋律のやりとりと、
双方が絡み合って旋律を奏でていくところがよく、最後さわやかに終わる。
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クロード・ジェルヴェーズの「ブランル(Branle)」を聴く

2012-02-22 06:04:00 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日は一日忙しく、ウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは生没年不明のジェルヴェーズの作品。
ピエール・アテニャンの助手としてパリで活躍した作曲家であり、
楽譜の編集者としても活躍したが、それ以外についてのことは分からない。
「ブランル(Branle)」は、1555年に彼自身が出版した
『舞曲集第6巻』の中におさめられている。
聴いたCDはルネ・クレマンシック指揮、
クレマンシック・コンソートの演奏によるもの。
オルガンが舞踏的な旋律を奏でていく軽快な曲。
交互に音色を変えながら、あっという間に終わる短い曲である。
何となく聴いたことある旋律だなあと思ったら、
プーランクのフランス組曲に似ている。
と思って調べてみたら、プーランクのフランス組曲は、
クロード・ジェルヴェーズの舞曲集からの旋律を使っているようだ。
何だそうだよなあと、納得したのであった。
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やわらいだ腰の痛み、そしてクレスペルの「フリカッセ(Fricassee)」を聴く

2012-02-21 06:12:50 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
だいぶ腰の痛みも消えてきたが、昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは生没年不明のクレスペルの作品。
この人物がどのような人生を送ったのかはわからない。
「フリカッセ(Fricassee、よろこんで引き受けましょう)」が、
いつ作曲さえたかについても不詳である。
聴いたCDはドミニコ・ヴィス指揮、
クレマン・ジャヌカン・アンサンブルの演奏によるもの。
軽快なテンポでそれぞれの声部が絡み合う歌は、
ルネサンス音楽らしく、短い曲ではあるが華やかさがある。
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久しぶりのウォーキング、そしてトーマス・レイヴンズクロフトの「明日にはきつねが来る」を聴く

2012-02-20 06:30:53 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日も腰の痛みはあったのですが、十日市場駅から中山駅まで歩きました。
今回とりあげるのは1582年または1592年に生まれたレイヴンズクロフトの作品。
イングランドの作曲家・音楽理論家で、楽譜編集者でもある彼は、
イングランドの民謡などを集めた曲集を出版している。
「明日にはきつねが来る」が、いつ作曲されたかは不詳である。
聴いたCDはジュディス・ネルソン、メアリー・ヒヴァリーのソプラノ、
デイヴィッド・ジェームズのカウンターテナー、
ポール・エリオットのテノール、デイヴィッド・トーマスのバス、
ロデリック・スキーピング指揮、スニークズ・ノイズの演奏によるもの。
多数の声が絡みながら楽器も加わり楽しい感じの曲である。
明日にはきつねが来るから大きな声を出して、
鶏や子羊を守ろうといった内容の歌詞が歌われる。
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ジャック・モデルヌの3つのブルゴーニュ地方のブランルを聴く

2012-02-19 10:39:41 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日もウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1495年または1500年頃に生まれたモデルヌの作品。
彼は、リヨン中心に楽譜出版の活動をした出版業者である。
3つのブルゴーニュ地方のブランルは、
1540年代に出版された「喜びの音楽」の中に含まれている。
聴いたCDはルネ・クレマンシック指揮、
クレマンシック・コンソートの演奏によるもの。
打楽器のリズムに乗り、リコーダーが舞踏的な旋律を奏でていく。
弦楽器も加わりながら3つの舞踏的で民謡風の旋律が、
ルネサンス風の明るさをもって軽快に奏でられていく。
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