2012年2月4日(土)、一関市東山町長坂字久保地区の道路沿いにある民家の門口に植えられているマサキ(柾/正木)が、枝にびっしりと果実をつけていました。裂開した果実から橙赤色の仮種皮に包まれた種子が沢山顔を出していました。
マサキ(柾/正木) ニシキギ科 ニシキギ属 Euonymus japonicus
海岸近くの林内や林縁に生える常緑低木で、高さ2~6mになる。暖地に多く、樹形はずんぐりとしている。樹皮は暗褐色で、縦に浅い溝がある。本年枝は緑色で丸い。冬芽は長卵形。芽鱗は6~10個。葉は対生し、稀に互生する。葉身は長さ3~8cm、幅2~4cmの楕円形または倒卵、縁に浅い鋸歯がある。質は厚くて光沢がある。両面とも無毛。葉柄は長さ約1cm。
6~7月、葉腋から集散花序を出し、黄緑色または緑白色の花を7~15個つける。花は直径約7㎜。花弁、萼片、雄しべは4個。花盤が発達し、雄しべは花盤の縁につく。
果実は蒴果。直径6~8㎜の球形で、11~1月に淡紅紫色に熟し、3~4裂する。種子は橙赤色の仮種皮に包まれ、落ちずにぶらさがる。和名の由来は、葉が常緑なので、真青木(まさおき)からの転訛という説があるが、はっきりしない。
分布:北海道(渡島半島)~沖縄、小笠原。
関東地方から東海地方の海岸には葉が大きく、下部の枝がつる状に這うものがあり、ツルオオバマサキ(蔓大葉柾)var.radiciferという。
植栽用途:裂開した果実が美しく、刈り込みによく耐え、丈夫なので、かつては生け垣によく利用(関東地方では増殖や移植も簡単なので)されたが、最近はレッドロビンなどに押されて、あまり植えられなくなった。斑入りのものもあり、観賞用に植栽されている。
[山と渓谷社発行「山渓ハンディ図鑑4・樹に咲く花(離弁花2)」&同「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=33241869&blog_id=82331 [雪をかぶったマサキ(柾)の実&雪の花]
http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/masaki.htm [マサキ(2003.6.29.2006.4.12.)]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B5%E3%82%AD [マサキ(Wikipedia)]
http://yasashi.info/ma_00010.htm [マサキの育て方:ヤサシイエンゲイ]
http://www.hana300.com/masaki.html [柾(マサキ)]