2018年7月11日(水)、芦東山記念館(一関市大東町渋民字伊勢堂71-17)の平成30年度第2回目の館長講座が開催されました(13:30~15:00時)。今回のテーマは”公儀御馬買衆の往来~『雑書』を通して(その1)”
『雑書』というのは、盛岡藩の家老席を務めた人たちによって書き継がれた日記で、盛岡藩領の出来事を中心に様々なことが記録されています。各年度ともに正月の儀式から始まり、五節句(人日、「上巳、端午、七夕、重陽)を経て歳暮に至っているが、その間に領内に起こった政治、経済、社会、文化など(例えば、参勤交代、藩主の鷹狩り、幕府へ献上の鷹・白鳥・鶴・菱喰・鮭・鱈・薯蕷(山芋)、城内での能興行と大般若執行、役人の人事異動・休暇願、藩士の家督相続・婚姻・嫡子願、神社仏閣の祭礼、社寺参詣、繋・鶯宿・台・鹿角大湯・湯瀬などへの湯治、打首獄門、他領追放、抜参り、逃亡、火事、風水害、酒値段の公布、飢饉など)、あらゆる面に亘る出来事が記録されている。(従って、盛岡藩政史の研究を進める上での最も基本的な史料となっている。)
『雑書』(盛岡藩家老席日記)について [講演の内容を詳しく書こうと思いましたが、インターネットで検索したところ、ほとんど同じ内容のものがありましたので割愛します。)
http://shizukuishi-shidankai.com/index.php?page_id=69 [3月公開歴史講座「盛岡藩雑書の世界」~秋田街道を通った御馬買衆の記録~細井 計(かずゆ)氏(岩大名誉教授)]
https://ja.wikipedia.org/wiki/盛岡藩
www.hachinohe.ed.jp/haku/image/date/r_tanjo_il_2.jpg
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