2015年12月3日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。その途中の県道沿いにある「赤石堤」という「白鳥飛来地」にマガモ(真鴨)と思われる渡り鳥が沢山きていました。
マガモ(真鴨)カモ目 カモ科 Anas platyrhynchos
成鳥・雄 体長:29㎝。嘴は黄色。細くて白い頸輪から上は緑色光沢のある黒色。胸は焦茶色。背の下部は黒色だが、静止時に見える大部分(背の上部と肩羽)は灰白色。腹と脇腹も灰白色。尾羽は白く、内側ほど褐色部分が多く、中央尾羽は黒くて巻羽。足は赤橙色。翼鏡は青紫色で、翼鏡をはさんで次列風切の先と大雨覆の先の白色羽が白線となる。頭部は光の当たり方によって青紫色に見える。
成鳥・雌 体長:29㎝。全体に褐色。頭頂と過眼線は黒褐色で、眉斑が淡く見える。嘴は橙色で、上嘴には黒色が多く入る。尾羽は白っぽく、中央尾羽に近づくにつれて褐色がかる。
時期:冬鳥または留鳥。環境:湖沼、池、河川など。沿岸、内湾や港、干潟にも入る。
行動:太平洋側に比べて、日本海側に多数渡来する。日中、採食する個体もあるが、休息していることが多い。夕方になると活動を始め、水田や水辺の浅瀬などに飛んでいき、落ち穂やイネ科植物の種子などを食べる。各地に繁殖記録があるが局地的。本州以南で繁殖するもので、三列風切に黒褐色の模様があるものは、アイガモとの交雑種の可能性もある。
鳴声:「ゲェゲェゲェ・・・」と早いテンポで、次第に尻つぼみになる大きな声で鳴いたり、「ゲェ ゲェ ゲェ・・・」とゆっくり鳴く。この声はカルガモの声と似ていて区別は難しい。
特徴:成鳥雄の頸には白い頸輪がある。頭部は黒くて緑色の光沢があり、光の角度で青紫色にも見える。中央尾羽は外側に巻羽となっている。雌は全体に褐色で、頭部は黒っぽい。[山と渓谷社発行「山渓ハンディ図鑑7・日本の野鳥」より]
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