Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

アーモンド咲き乱れる頃

2021-03-25 | アウトドーア・環境
夏タイヤに履き替えた。どうもまだ履き替え期間が始まっていなかったようだ。タイヤを倉庫から出して来ていた。例年ならば天気予報を見て早めに期間を定めているのだが、今年は遅いと思う。四月第二週でも気温摂氏三度以下にはなっていない。つまりこの近郊では全く不要である。万が一春の雪が降っても直ぐに消える。そもそも四月には私用で遠出などの予定の人は殆どいない。だから早めにしたのだが、例年通り復活祭休み明けを狙っている人多いようだ。

出かけにワイン街道のアーモンドの並木を写しておいた。先日から機会を狙っていたが快晴があまりなかった。最初の端からは二週間程経ているので葉アーモンドになっているのもあった。

先日の「ばらの騎士」関連のインタヴューで、今後管弦楽を大編成に戻した時には重心が変わると話していた。それは分かるのだが、やはりクローケ版で観ておきたい。六月に再演になると思うが、日程はまだ出ていない。

そのクローケ氏の事を話していたが、ニュルムベルクではマルヴィッツの四代前の音楽監督で、若いマルリス・ペーターセンを起用した人という。フランクフルターアルゲマイネにはモノローグなどでなぜピアノを使ったかなどの疑問も投げかけられていたが、「アリアドネ」アイデアは素晴らしかった。指揮者のユロウスキーによるとその楽器編成を場所に合わせて若干手を加えたという。

次期音楽監督は、公式にも音楽学を学んだとしたプロフィールを出していて、そうした面でも様々な試みをするようである。当然のことながら失敗もあり、また拒絶もあるかもしれないが、それがなんとも今迄には無かったようなスリリングな歌劇場にしてくれると思う。新支配人の下でいいティームが出来るようになれば大きな成功も期待される。その意味からも今回の試みも観ておきたいと思うのだ。

ベルリンは距離的に遠いのでおいそれとはいけないのだが、ミュンヘンは今後も今まで以上に出かけるようになるかもしれないと思う。

今回のペーターセンのマルシャリンデビューを見ると、やはり2024年の復活祭は彼女しかいないと思う。ユロウスキーとの協調はとても素晴らしかったが、ペトレンコとの協調の時にあるものも欠けているような気もする。大編成での今回の舞台と同時に復活祭でのスーパーオパーで有り得るその歌唱や音響などを既に夢想している。

マンハイムからワイン街道に戻ってくるときのニュースが復活祭連休について最新情報を出していた。月曜日に夜中三時までやっていて、その二日延長の祝日が不可能だと知らされた。そのアイデアは、州が他の面で一致にしなかったことから、精々完全シャットダウンを二日でも長くすることでの効果を狙って首相府から出されたものだった。しかし産業界は対応できないという事で、没になるようだ。要するに予め準備をさせておかないと無理な祝日という事で、ドイツの産業界はトヨタの様にジャストインタイムの供給などが不可能という事が明らかになった。

感染拡大阻止からはたとえ二日間と言っても木曜日から月曜日までの連続五日間の完全ロックダウンは生きただろうと思う。買い物なども来週明けは朝一番で済まさなければいけないと思っていたが、それすら駄目になって仕舞ったようだ。

バイエルン州のジブラ―文化相は、愛好家を勇気づけるために、復活祭後に条件が揃えば検査を前提としたパイロットプロジェクトを三つの団体で行うと発言した。その一つはミュンヘンのオペラだと思うが、新陽性者指数、接種後動向、劇場等の管理、テストの成果などが前提とされる。また、今後は一律入場者数制限を破棄して、その会場に応じた入場許可人数を出していくとした。

これでミュンヘンの劇場などが450人程から定員の半数までの収容の可能性が生じた。反対にバイロイトの祝祭劇場などは150人から250人程に落ち着くのではなかろうか。恐らくバーデンヴュルテムベルクも同様となるので、5月の遅れた復活祭は500人規模では開催されることになるだろう。



参照:
PCR検査すると陰性に 2021-03-24 | マスメディア批評
指数50から100の狭間 2021-03-04 | 歴史・時事
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