Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

まだまだ遠い目標点

2021-03-28 | マスメディア批評
まだまだ一割方遅い。峠往復は37分を大きく割った。峠までも22分を割った。20分台には遠く、最高記録まで三割ほど遠い。最高速度が時速24㎞を超えていたので、誤差があっても漸く自転車を追いかけられる。それでも五年前の水準は超えて、コロナ疾患以降としては最高記録だ。

最高テムポが分204歩を超えているのが大成果だ。心拍数も最高178で収まって平均155はまだまだ余裕がある。計測がそれ程間違っていないのも経験値からある程度予想可能である。

夜中はレム睡眠が多い感じで夢を見ていたのだが、結構いい睡眠が取れている分析となっていて、実際に最初から足取りも良かった。逆風さえなければ大分いい数字になったのではなかろうか。走りながらも文字盤の数字が読めるのでとてもいい刺激になる。ラップもとる必要が無くなった。

上りでストロークは延ばすのは難しいが、週明けの沢往復は天気も良さそうなので少し延ばせるかもしれない。平均ピッチと心拍数がとても安定してきているので、試しやすい。以前に延ばした時はフォームが安定しなかったが、今は崩れないかもしれない。

3月15日付けの新聞に指揮者ティートス・エンゲルのインタヴューが載っていた。勿論横に置いておいたが中を見る時間がなかった。今見ると昨晩までのヴィデオが終っていた、リヨンの制作の二人のユーディットである。バルトークの「青髭公の城」を二人の歌手で続けて上演するという企画のヴィデオ制作品である。最近の上演では昨年のミュンヘンでのアクサーナ・リニヴが管弦楽のための協奏曲と続けて行った制作がとても成功していた。これはその短いオペラを二度続けてしかし主役のキャラクターを変えての試みで、指揮も異なる音響を作っているという。

キャラクター替えの話しは、このインタヴューで要になっているコロナ禍での行政の在り方での話の丁度ロールプレーのような話題にも並行している。そして今後のポストコロナにおいて、財政削減から大きな影響を受けるのが文化事業だと話す。今回においても所謂アカデミーや公共放送機構がその文字通りの任を果たしていなかったと批判している。文化を超えてシュトットガルトでも誘拐されたウクライナ人の為の署名集めにも回覧メールを貰ったのでその関心のありどころは分かっている。

語るように現代音楽のスペシャリストとしての最初から、バーゼルでの「椿姫」で新たな領域に入り、そしてコロナ期間中は最も若い作曲家の作品を研究して、同時にブルックナー、マーラー、ブラームスをも勉強したという。それもなんとシュタインバッハのマイニンゲンのブラームスのそれだというから、同時受賞したキリル・ペトレンコと同じことをしようとしている。年齢的にはそれでも良いかもしれないが、メインストリームで何かをやる時にどうなのか。それどころか、古楽器奏法を使って未知の曲を新しい作品などとこなせる楽団が欲しいとロート氏のレシエクレのようなことを話している。

個人的にもとても素直な人柄は知っている訳だが、この業界で生の儘でやれて行くとなると凄い事だと思う。キリル・ペトレンコは天才だからあれで通って仕舞った訳だ。確かに今迄の二十世紀後半の音楽での経験の積み重ねはそれはそれでとても貴重で、シュタインバッハのブラームス四番を彼が振ったならと考えなくはない。矢張り楽団の質がものをいうと思う。ロート氏と比較するとどうか。その点で昨年ドナウエッシンゲンのオープニングが無観客公演になったのは痛かった。今年はどうなるのか?



参照:
DIRIGENT TITUS ENGEL: Die Politik fällt als Partner zunehmend aus, GERALD FELBER, FAZ vom 15.3.2021
1922年の室内管弦楽曲 2020-10-18 | 音
天使が下りてくる歌劇 2020-09-29 | 音

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