つちのこカメラ
オリンパス・ミュー・タフ6000
デジカメがめまぐるしく「つちのこ」になっていきます。
早いもので、コンパクト・デジカメが4機種目になりました。
初代が
オリンパス・カメディアC3100 300万画素 3倍ズーム
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/e6e0100ae7e3e8a10ec0914fb9e4eca8
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7bad848862a3e983626c945299dd4871
次が、オリンパス・ミュー・ミニ 400万画素 2倍ズーム
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20100520
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/6defb817a674e03226fca932cc627183
最近まで使っていたのが、オリンパス・ミュー・タフ6000 1000万画素 3.5倍ズームでした。
オリンパス・ミュー・タフ6000の代わりに新しく購入したコンパクト・デジカメはニコン・クールピックス120W、いちばん左のオレンジジャケット付です。
ニコンは生活防水と言うより完全防水カメラ(水中カメラ)になったので、図体が大きくなった。オリンパスもミュー・ミニの(生活防水)から、タフ6000に代わって3mの防水になって重たく大きくなった。軽量コンパクトの反対の進化です。ミュー・ミニに比べると大きく重たくごっつくなってきた。そりゃ写りも性能も機能もすごい進化ですが、、、。ただ、、、ミュー・ミニのコンパクトさと独特の流線型デザインは素晴らしかった!
フィルムからデジカメになって製品の寿命が短くなりました。性能アップと引き換えに、カメラのバッテリーが専用になってきたので、バッテリーの供給がなくなればカメラ本体が使えなくなります。これは何とかして欲しいことの一番目です。
オリンパスの2機種はレンズバリアーがあってカバーの作動が悪くなることがあった。ゴミや砂をかむとレンズバリヤーの作動が悪くなったり、ガラス表面に傷がつきやすかった。ニコンはレンズバリヤーをなくし、レンズの明るさをf2.8へアップしています。
オリンパス・ミュータフ6000は使い勝手の良いカメラでした。大きさと性能のバランスが良かった、特に手ブレ防止の威力は大きかった。シリコンカバーが一般的になってきたのもこの機種当たりからで、ストラップがなくても手から落ちることがなかった。また、1.5mの落下対策がされていた。とにかく丈夫なカメラでした。オリンパス・ミュー・ミニに比べるとずいぶん重たいなーと言うのが最初の実感だったが、慣れてしまえばどうってことがない。写りは400万画素から1000万画素にアップしたので、しかも画像処理も進歩していた。動画に疎かったオリンパスが、ミュー・タフ6000に動画機能を追加したのも最初。オリンパスの動画機能はソニーやキャノンに比べたら、そりゃ簡略なものだった。でも動画があると無いでは大違い。
裏の液晶モニターを見ると時代の進歩が良くわかります。
右端のミュー・ミニはモニターが小さく暗く色も悪かったのが、真中のミュー・タフ6000になるとモニターサイズが大きくなった。最新のニコン・クールピックスのクリアさはさすがです。明るくて色もきれいで実に見やすい。
オリンパス・ミュー・タフ6000を使うときはシリコンジャケットに入れていて、本体むき出しで使ったことがなかった。
トレイルランニングで山に持っていったり、畑の野良仕事に持っていくと土まみれになりました。シリコンカバーから出して、本体とカバーをじゃぶじゃぶ洗いました。実にタフなカメラです。レンズの表面保護ガラスには、さすがに5年も使っていると傷がついてきた。逆光などになると極端に画質が悪くなった。傷のせいもあるが、元々一般的なコンデジより画質が悪いのかもしれない。
私のような使い方では、画質を追求することがなかったので、まったく不備はなかった。写真の本質は画質じゃないだろーて思いで撮っていたから、、、。むろん、画質は良いに越したことはないのは当たり前です。ただ、どこでもいつでも持って行って撮れるほうがカメラとして、私の中では重要であった。
こちら側のカバーはUSBのジャックがあるだけ。ストロボもほとんど使わなかった。コンデジのストロボ写真はみっともないのが多い!
レンズは5.0mm~18.2mmまでのズーム。
f3.5~f5.1とレンズは暗い。
この機種から手ブレ防止が加わり、飛躍的に写真の失敗が減りました。手ブレ防止機能はストロボ内臓以上にメリットがあった。アップの性能もビックリするくらい進歩した。ただ、アップにすると解除が自動じゃないので、アップがすんで遠距離でもアップ設定のまま撮ってしまい、ボケボケ写真をずいぶん作りました。アップにしても、一度電源を落とすとアップ設定解除になるくらいが失敗が少ないだろう。
このカメラで失敗するのは、このアップ機能を使った時だけですが、、、しょっちゅうだった。明るい外の撮影ではモニターで全体像はわかるけど、ピンはずれにはパッと見では気が付きません。
それが唯一、オリンパス・ミュー・タフ6000の使う上での問題点だった。
もしかすると、ニコン・クールピックスのような、最新の見やすいモニターがあれば防げた失敗だったかもしれない。
操作はわかりやすいし、誤操作も少ない。
唯一、メニュー切り替えダイヤルが、使っているうちに表示が剥げてきて読めなくなってきたことか。このダイヤルだけ交換してもらおうと、神田小川町のサービスセンターへ持ち込んだら、最低料金が1万円と聞きバカバカしいのでやめた。剥げるようなプリントは、ちょっと問題がある。あと、こんな簡単そうな交換は安くして欲しいのはユーザーとして当たり前の気持ち。
以前、シャープのノートPCを使っていて、液晶部分がぱたんとたたまれて、そのロックが壊れたことがあって、修理を頼んだらその小さなパーツだけでも1万円します、と言われてびっくりしたことがあった。パーツがあれば自分でやりますよーと言ってもサービスマンは聞く耳を持たなかった!
キツイ言い方かもしれないが、売れていなかったりして社員の士気が落ちるとサービスも低下するのかと思ったしだい。
納得できないようなサービスですよ、ものが簡単なのだから簡単な処理をユーザーの立場になって考えてほしかった。
特にオリンパスは40年間も愛用してきたブランドなのに、こんな表示を取り換えるだけで1万円はユーザーを馬鹿にするなと怒りがこみ上げた。それからですね、新聞紙面をにぎわしたオリンパスの闇融資、巨額損失隠しが発覚したのは、、、。残念で残念で、、、ペンを作った気概がどこへいってしまったのかと感じた!
たぶん、、、私が使った「最後のオリンパスカメラ」にミュー・タフ6000はなるだろう。
右のメニューダイヤルが削れて読めなくなってきました。
防水だから、これを取り換えるのも分解組み立てに注意が必要なそうです。そりゃそうだが、削れてメニューが読めなくなるのは問題だなー。他の操作はわかりやすく簡単です。誤操作も少ない。
最初ストラップをつけていたが、トレイルランニングで南アルプスの鳳凰三山からアサヨ嶺に向かう途中で、木の枝に引っ掛けてストラップを切ってしまった。岩場などでも手持ちでいたからカメラをゴンゴン岩にぶつけ液晶の端がちょっと欠けた。文字通りタフなカメラです。
このアングルから見ると、傷だらけ。
ビスが目立つのは、わざわざハードな印象にするためだろう。
バッテリーとXカードを入れる。
XDカードは採用したメーカーが少なかった。フジとオリンパスだけだっただろう。
XDカード自体はSDと同じような使い勝手で劣るわけじゃない。ただ他メーカーとの融通がきかないだけ。
ウオータープルーフは3mですが、生活防水としては充分です。
ただし、本格的な水中カメラじゃない。1mほどの浅瀬で撮れるから、その威力はあった。なにより雨でも雪でも嵐でも、岩場でもかまわず使えるタフなやつ。
ジャケットに入れるので白にしたが、いろんな色が選べました。半透明なジャケットには白が一番にあったのだ。
経年劣化で黄ばんできました。
材質の劣化はない。
オリンパスのレンズにしては、粗さを感じました。
トレイルランニングの御伴に全国を飛び回ったカメラです。シリコンジャケットを着せていたので、鞄の中にむき出しで入れておいても問題なし。WEB用の写真ではサイズを小さくして撮影。私の使い方では十分すぎただろう。
つちのこカメラ Nikon D100
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/392e99fe538c68bd8d0de28264046200