ランシモ

ランニングからツチノコカメラや時事まで興味あるすべて

分子薬局*台中の薬屋

2020-02-07 18:55:19 | 台湾

2020台湾紀行21、分子薬局(Molecure Pharmacy)台中にあった前衛薬局!

分子薬局の入口ドアの高さが4mもあり、構えが大きかった。

台中国家歌劇院のすぐ前で、周りは台湾随一かというくらい高級住宅地です。

1階の天井高が高いので、店内に入ると中は吹き抜けと2階部分がありました。

薬局というか宝石屋さんか時計屋さんかブテックか、、、なに屋さんかわからないところがいい。

スギ薬局じゃないしマツモトキヨシじゃない!

量販店じゃないし安売り店じゃない、まさに正反対のお店です。

良いものだけをオシャレに見せてくれれば良いという、上客(金持ち)だけを想定していると見せかけて、実はその予備軍をお客さんとして期待しているのだろう。

これだけ、面白い商品の展示をしていれば、それだけを見たい人だって大勢います。

店内に足を踏み入れたら、イケメンの兄さんやお姉さんが、、、つかつかと寄ってきて、茶をどうぞと勧めてくれます。

だれんでも「ようこそご来店ありがとう」ということです。

そこが大切なんだな!

買いそうもない私達でもお茶を振舞ってくれるんだもの、その気前良さが話題になるでしょ。

店構えは超高級店だけど、、、たかピーに気取っているんじゃない。

話題性を作り出しているのです。

売っている商品の数は少ないです。

日本の街中薬局みたいに何でもあるってわけじゃない。

いいものを、少品種しか置かない。

それは商売のひとつのやり方です。

フェラーリーは小型大衆車を作りません。

ロールスロイスは軽商用車を作りません。

商品の少なさとインテリアの作り方が、日本のそれに比べてぶっ飛んでいる。

ぶっ飛び方が日本国内の店舗は少し足りない。

右手に螺旋階段が見えます。

それを登っていくと2階があるのだが、さほど売り場にもなっていない。

売り場を広げるのためにあるんじゃなく、面白くするために2階がある。

2階に上がってみましょう。

奥の方には展示はあったが渡り廊下のようなところには、まだなにも展示がなかった。

面白い2階があるということの方が大事なんだな〜〜〜。

ブッとんだ薬局でしょ。

分子薬局の店名からして、、、アナーキーだな!

嬉しいぐらい前衛的です。

同じ台中で評判の宮原眼科、第四信用合作社と同じ思考ですね。

古めかしい店名で、その実、超近未来的なインテリアとエクステリア。

超・オシャレと感じて、老若男女金持ちも貧乏も、みんなに喜んでもらえるお店作りの秘訣が、、、そこにあります。

そもそも、オシャレなだんかいで売っているものは値段が良くて当然です。

商品そのものと「オシャレ(楽しみ)」を抱き合わせて売っているのだから、高価になって当然。

宮原眼科店のウエアーは病院の白衣だったり、冒険家スタイルだったり、大航海時代を感じさせるようなものだった。

それだって演出のひとつです。

ひとつひとつ演じているんだな!

その演出さえ価格に入っていますから。

演出は頭脳でアミューズメントになります。

頭脳を買ってもらっているんです。

その点で日本の量販店は品物をいかに安く売るか、どれだけ量を売るかで勝負しているんだもの、、、安物売りの安物買いの寸詰り人生ですよ〜〜〜。

そりゃ私の人生だって、日本で生活しているんだもの、寸詰り人生そのものだろうが、できれば、いいものは知っておきたい。

ちがう価値観の社会も知っておきたい、、、ということです。

店内に巨大なオブジェがあって、なにやさんでも構わない、楽しでしょ。

ところで、台北の迪化街(ディーホアジェ)を散歩していたら、これはブティックかな時計屋さんなのかなと思い、看板を見たら何とオリンパス・カメラのショールームだった。

台北で一番古めかしい街の迪化街で、オリンパスは超オシャレなアンテナショップにしていた。

オリンパスは数年前になるが、数千億円の不正融資で新聞沙汰になった。

外人社長の内部告発を、反対に首を切ってうやむやにしてしまった。

私はとても残念だった。

私が幼少の頃から使っていたオリンパス・ペンの会社がそんなことをするんだーーー。

残念だった!

そんな経緯があるので、私は金輪際オリンパスカメラは使えないなーと思っている。

ただ、新しいこと、日本メーカーにしては迪化街(ディーホアジェ)のショップは、うまく時代をとらえたかなって、感じました。

カメラメーカのカメラが、これから爆発的に売れる時代じゃなくなったので、おしゃれな小物としてカメラが存在してもいいんじゃないかと言うことでしょう。

オリンパスが言いたいことは!

*******

ところで分子薬局の立地ですが、それはそれはリッチなエリアです。

台中国家歌劇院が目の前です。

周りの建物は、、、。

面白い形のビル、マンションです。

台中は台湾で一番人気の街だそうです。

ある高級マンションの前を通ると、軍隊上がりだろうガタイの良い若者守衛が、目があわせてきます。

日本の守衛さんや、ビルの管理人のような感じじゃない。

常時、臨戦態勢の軍隊の門の守衛さんの雰囲気があります。

ピリピリした緊張感と、反対に金の匂いバリバリです。

金を厳重な警備で包んでいるという感覚かな!

面白くて参考になるエリアです。

店名:分子薬局 Molecure Pharmacy
住所:台中市西屯區惠來路二段236-1號

https://www.molecure.com.tw

2020台湾紀行1、台北101カウントダウン花火 

2020台湾紀行2、新北投温泉(台北からMRTで1時間もかからない)

2020台湾紀行3、読人館(聯藝埕)100年前の豪商の館のホテル

2020台湾紀行4、見晴懐古道

2020台湾紀行5、太平山荘

2020台湾紀行6、翠峰山屋で日の出を見た

2020台湾紀行7、翠峰湖でコケを見た

2020台湾紀行8、台湾伝統料理を太平山で食べ

2020台湾紀行9、帰路は鳩之澤温泉でマターリ

2020台湾紀行10、Kホテル、柯逹大飯店(台北松江)の朝食は良い

2020台湾紀行11、朗舎、台中のホテル(PETRICHOR)

2020台湾紀行12、集集線の旅、二水(台中、彰化の先)から入る

2020台湾紀行13、日月潭(高原湖)めぐり

2020台湾紀行14、台中第二市場を散歩

2020台湾紀行15、台中第二市場で大根餅を食べる

2020台湾紀行16、台中市役所(喫茶軽食堂になっている)

2020台湾紀行17、台中州政府舎(100年前のレトロがいい)

2020台湾紀行18、中国語で彩虹眷村は「虹色の村」

2020台湾紀行19、台中の東海大学

2020台湾紀行20、高美湿地は夕日の写り込みで有名な海岸

2020台湾紀行21、分子薬局(Molecure Pharmacy)台中にできた前衛薬局

2020台湾紀行22、鹿港で創業1800年代の肉包の阿振肉包(饅頭屋さん)

2020台湾紀行23、鹿港の古寺、龍山寺を訪れた

2020台湾紀行24、鹿港老街 台湾で最初に栄えた港町

2020台湾紀行25、審計新村は公務員宿舎をリノベーションしたクリエイター村

2020台湾紀行26、台中の審計新村近くの軽食Sun Berno

2020台湾紀行27、臺中市第四信用合作社(宮原眼科に次ぐ日の出グループのショップ)

2020台湾紀行28、Lo Babh Mi Pasteur 越南法國麵包(ベトナムサンドイッチ)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする