妻籠宿は奈良井宿、馬籠宿と並んで木曾の宿場町だった。
馬籠はかぎ型の街づくりで要塞の造りだった。
妻籠も同じように外敵にそなえた城下町のような作りです。
奈良井宿と合わせて3つの宿場は、同時代に栄えたので立地は違うけど家屋は似ています。
広い駐車場が4つもありました。
シーズンになると多くの観光客が押し寄せるのだろう。
目の前の木曽川を渡る橋です。
今では川原は土手の先にあるけど、昔は川原に面して宿場町(妻籠)があったのだろう。
川添いの宿場町だった。
駐車場は4か所あってトイレも街中にひとつあった。
それ風に作ってあるので街並みに溶け込んでいた。
一昨年に宿泊した嵯峨屋さん。
外観も内部も昭和どころか、明治時代か江戸時代の宿のようだった。
ここがカギ型に曲がっている辻です。
右上に新道がまっすぐに通っている。
右のグレーの建物が観光案内所。
屋根には雪がうっすら溜まっている。
ここから上りになります。
奈良井宿は妻籠よりずっと江戸よりなんだろ。
無料休憩所で大きな雛祭りの準備をしていた。
各家が保存していたお雛様なのか。
日本の風習ですね。
昔は人の寿命が短くて、生まれてきた乳児はかなりの確率で亡くなられた。
雛人形は縁起ものなのか、水子地蔵とは違うものだろう。
いい感じで唐辛子を干していました。
雪の下から新芽が出てきています。
水ガメに氷が張っていた。
日中で-2℃ぐらいなので夜間は-10℃にはなるだろう。
日差しがやんわりでてきた。
山が近いというか、、、「木曽路はすべて山の中である」 島崎藤村。
お墓を見ると船形やら塔型やらいろいろあるが、形からすると古いものです。
大昔は庶民には墓石は使わなかったそうです。
お墓はえらいお武家さんや公家さんだけだった。
墓石を庶民が使えるようになったのは、明治時代に入って、ここ200年ぐらいじゃないか。
最初のころの墓石は小さく自然石を使っていた。
それがだんだん大きくなって船形になってきた。
上部がとんがりだして角柱も出てきて、今のような四角の角柱になったのは最近です。
これ、大学の墓石研究で勉強しました。
勉強は役に立たないものほど面白かった!
妻籠宿の宿に一昨年泊まったのは、古い宿場町の築300年に泊まってみたかったから。
私と白人女性2人しか泊まっていなかった。
宿のご主人によると、日本人の方はまず泊まりません。
「白人など外人さんのお客さんばかりです」と言ってた。
お食事は昔風のお料理で、白人女性にはお口に合わなかったようだった。
特にイナゴの佃煮には目を丸くして、、、「あなた食べて」と2人分いただいた。
だけど、私だって1人分は食べるけど3人分のイナゴは、、、いらない。
ボリボリ食べたけど、やっぱり佃煮のお味だった。
小説「夜明け前」で有名な島崎藤村さんは馬籠宿の出身です。
出身というより、島崎家は馬籠の本陣に住んでいた庄屋さんだったようで、妻籠本陣には藤村の妹が嫁入りしたと立て札には書いてあった。島崎家は中山道のこのあたりを治めていたのだろう。
妻籠宿の朝を迎え、、、その「夜明け前の感じ」を味わいたかったのだ。
皆さんも、ぜひ古き日本の宿に泊まってください。
ビジネスホテルや一般旅館に泊まって妻籠、馬籠、奈良井観光するんじゃなく、そこに泊まってみて感じてください。
妻籠の夜は早かった!
真っ暗な路地になるので、この道は夜間通行禁止と書いてあった。
2020年2月18日 奈良井宿、一陣の風が吹くと雪が舞う
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2020年2月18日 妻籠宿
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2020年2月18日 妻籠宿の家飾り
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2020年2月23日 奈良井宿の灯明まつり
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2020年2月23日 妻籠宿の脇本陣
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2020年2月23日 馬籠宿、木曽路
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2020年2月23日 妻籠宿、木曽路の食べ歩き
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2017年11月 妻籠宿に泊まる
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2017年11月 早朝の妻籠宿
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2017年11月 妻籠宿の飾り
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