音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆ウィーンフィル・コンサート・マスターの「意思」

2010年08月30日 | ◆一言◆
今年の草津音楽祭も
終わりの日が近付いてきました。


この音楽祭の目玉奏者の一人は、
ウィーンフィル元コンサート・マスターの
ウェルナー・ヒンク氏です。


ヒンク先生は今年も
様々な名演を披露して下さいました。


シューベルトの《ます》や、
ただ今演奏が終わったのは、
ブラームスの《ホルン三重奏》



その他、
数々の曲の演奏に携わっておられましたが、
いずれにせよ、
全てのヒンク氏の演奏に通じるものは、
この人が、音楽を「知っている」という
自信と実績に満ちあふれていること。


彼のヴァイオリンを通して、そして
百戦錬磨のウィーンフィル・コンサートマスターとして培われた
音楽を微妙に先取る体の動きからは、
今日の世界最高峰に達している
音楽の「意思」が垣間見られる気がします。


多少音程が外れるようなことがあるけれど
そんなことは物ともせず、
音楽は直に聴衆に伝わり、
演奏後に拍手が鳴り止まずカーテンコールが幾度も続くのは、
まさにこの音楽の「意思」の力の確かさを
証明しているかのようです。









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