音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

作曲家の創作時期を「肉の焼き加減」に喩えて考えてみると

2016年01月05日 | ◆一言◆
ふと今日は変なことを思い付きました。

作曲家の創作時期は一般的には
「前期・中期・後期」と言われるものですが、
ふと今日は、それらを「肉の焼き加減」に置き換えて考えたのです(苦笑)

前期はレア、
中期はミディアム、
後期はウェルダン、
というところでしょうか(苦笑)

好みは人それぞれでしょうか、
あるいは一般的な傾向・流行りというものもあるでしょうか!?
(肉自体ではミディアム・レアが1番人気?)

ショパンを例に考えてみると、ショパン作曲の人気曲ベスト10は、
そのほとんど9割方が初期の作品に集中しているよう、記事を読んだ記憶があります。
《ノクターンop.9-2》《革命op.10-12》《別れの曲op.10-3》《協奏曲op.11》...etc
すなわち、
レアな焼き加減が一般的には好まれるのがショパン!?と言えるのでしょうか!?

そういう意味では同じように、
ドビュッシー作曲《月の光》も、初期すなわちレアな若々しい時期に書かれた作品です。
ラヴェル作曲《亡き王女のためのパヴァーヌ》もまた然りでしょうか!
ちなみに《ボレロ》は後期の作でとってもウェルダン!?あんなにシンプルなのに!いや、
シンプルだからこそ!?

《英雄ポロネーズop.53》は人気曲ですが、
ミディアムな時期のものとなりましょうか。
あるいはミディアム・ウェルダン!?

ショパン晩年の作がウェルダンならば、
《作品61 幻想ポロネーズ》なぞは、
火が実によく通って、その美味を味わうには、
なかなかの通でないと本当には楽しめないような境地に達しているといえるのかも!?

ベートーヴェン最後期の作品群《弦楽四重奏》や《ディアベリ変奏》なども、
ウェルダンならではの味わい難さがあるといえましょうか?
(ちなみに自分がステーキハウスで「ウェルダン」を注文したことは
そういえばありません・・・)

ベートーヴェンのミディアムというならば、
ロマン・ロランの名言「傑作の森」がそこにあたるでしょうか!
《ヴァルトシュタイン》《熱情》《クロイツェル》《運命》《田園》!!
個性もそれぞれ、実に美味しい時期といえるのではないでしょうか。
脂ののり加減もちょうどよく!?それがまた実によく燃え!?



・・・以上、
何かこれといった結論がある文章ではないのですが、
この変なアイディア・例えを活用して、
楽曲それぞれの存在位置を確認することは面白いことかな?と思い、
ここにひとまずまとめてみます。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2016年「弾き初め」は何を弾... | トップ | 音楽の発展、バッハ→ハイドン... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。