音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

◆某ロシア人ピアニストの発言に憤りを感じる ~ベートーヴェン《op.111》

2010年02月13日 | ◆一言◆
以前、とっても不愉快な思いをしたことを、ふと
・・・思い出してしまいました・・・


それは某マスタークラスにて、某氏のレッスンを聴講していたとき、
その彼は、こんな暴言を、笑いながら、軽はずみにも吐いてしまいました。



「私は、ベートーヴェンの《ピアノソナタ op.111》は弾かない。

だって、コンクールの審査員をしながら、
いやというほど、この演奏を聴いてきたから」


・・・この発言を聞いたその時は、こちらも軽く笑って受け流してしまったのですが・・・


後々になって考えると、
これは、とんでもない、この音楽作品に対する
全くの無知・無感覚を露呈する発言であったと思い始めたら、
いま、この文章を書きながらも・・・・

すさまじい憤りを感じるのです・・・


それが、マスタークラスをする程の実歴あるピアニストであるならなおさら!!





ベートーヴェン最後のピアノソナタ《op.111》


晩年の巨匠の・人間の到達した死生観をも包括する
至高の音楽芸術作品・人類の宝であることを
私は信じます







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ◆モーツァルトがフルートを嫌... | トップ | ◆ミスタッチ探しに終始するは... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。