エディット・ピアフを讃えて【弾き方和声解説】プーランク作曲《即興曲15番》
0:00 Poulenc, XVeme Improvisation en ut mineur "Hommage a Edith Piaf" プーランク作曲《即興曲 15番 ハ短調「エディット・ピアフを讃えて」》
1:43 徹底的に(自分が)勉強したりていない、「和声」を、ここに。
2:45 「Poulenc」の読み方「プーランクorプーレンク」。地域によって違う!?
3:45 シャンソンの重鎮、女流歌手エディット・ピアフ
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4:35 前奏
5:35 調性は♭3つのc-mollハ短調
6:17 冒頭のDoの音は第I音で主音、主和音トニカ〔t〕小文字で書くと短調
6:40 三拍子、3/4=9/8、②拍目が大きくなる音楽性を作曲者が計画している!?
8:15 【II,IV,VI和声解析法】により、和声的にも②拍目にクレッシェンドできることが分かる
10:40 黄色いマークは「不協和音(倚音等)」を表している(2021年11月3日に書込み…ちょうど1年前!!)
12:10 不協和音の「濁り」を感じて大事に演奏する
12:43 エディット・ピアフは恋人を飛行機事故で亡くしている!?😣「胸の痛み」
14:29 ②拍目の和音はコードネームで「G9th」、和声でいうと〔D9〕
15:10 ③拍目でフレーズ終わり〔半終止〕の気持ち「はてな」
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17:35 3小節②拍目、コードネームは「F7,13th」ショパンっぽく聞こえる、B-Dur変ロ長調への転調
19:02 その後Fa# でg-mollト短調へ転調
19:32 4小節②拍目、典型的なサブドミナント系の和音〔s6〕
19:59 ドヴォルジャークは〔T6〕も使う
20:38 ③拍目は〔D〕、〔半終止〕
22:21 1拍に満たないB-Dur長調の響きに「淡い期待」…
23:39 3小節②拍目裏、「F# dim7th」は〔属九根音省略型〕
24:12 3小節②拍目はドイツ和声で書くと〔D7,6〕
25:20 3小節終わり〔半終止〕、あるいは4小節にかけて〔偽終止〕っぽいニュアンスもある
27:39 このように和声的な抑揚を書き出す【II,IV,VI和声解析法】
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28:07 5小節、「b dim7th」はc-mollの〔属九根音省略型〕、「減七」の不気味な和音
30:32 ②拍目、落ち着かずに不協和音でぶつかる「往生際悪い」
31:19 ②拍目終わりでCeder un peu〔全終止〕、c-mollの「諦め」
32:07 6小節は〔s6〕
32:54 ②拍目で〔半終止〕、「属七」ではない「スカスカのG」「すかすかの心」
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33:58 7小節〜、テーマ
34:24 ①拍目は「fm7th」、ソプラノを「9th」ではなく〔倚音〕と考えて、次の音へ減衰させる
37:44 ③拍目は「B♭7th」、Si♭が現れていることでc-mollの暗さが消えて、Es-Dur変ホ長調への転調
38:54 8小節③拍目は「A♭」のサブドミナント第IV音を大事に
40:10 9小節〜、c-moll〔全終止〕が10小節②拍目に。
41:27 ①拍目の「D7,9th」は〔V度調のV度、ドッペルドミナント79〕
43:48 8小節③拍目「A♭」は、Es-Durの〔IV度〕でありc-mollの〔VI度〕でもある「エンハーモニック転調」
46:41 12小節③拍目にてちょっと変化
47:11 11小節アウフタクトのfフォルテは「男声」のよう。その前は「ピアフ(女声)」のよう。
48:21 ①拍目の「fm7th」はc-mollの〔IVの和音〕でもあり、Es-Durの〔IIの和音〕とも言えるエンハーモニック
49:32 7小節も同様に
50:47 12小節③拍目、「a dim m7」はサブドミナント系、g-mollの〔II度7〕へと転調
52:09 g-moll転調というのは、この曲の主調c-mollから「属調に転調した」という古典的クラシックな伝統に則ったもの
52:35 13小節①拍目、コードネームは「gm」でも、ドイツ和声ではこれを〔D46〕と解釈して、大事に演奏する
54:05 14小節、短調だった音楽が明るい音で終わる〔ピカルディ終止〕
55:02 13小節③拍目のLa♭は〔ナポリ〕もしくは〔第5音の下方変位〕。憂を帯びた音
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59:06 15小節、c-moll
1:00:44 ①拍目、メロディLaは第VI音、スラー終わりを感じながら〔半終止〕
1:01:55 16小節、「E♭」の音がするEs-Dur。また「Siナチュラル」が出てくるとc-moll
1:02:54 17小節、スラー頭のFaは大事
1:03:04 18小節②拍目、〔半終止〕のやるせない音楽性
1:03:47 17小節、Fa# とFaナチュラルが混在する、矛盾を抱えたような
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1:05:34 19小節〜
1:08:41 22小節、右手は〔全終止〕、書かれているクレッシェンドは左手のため!?
1:09:44 24小節〜
1:10:26 26小節、〔変終止〕かつ〔ピカルディ終止〕、明るい音楽へ
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1:12:49 27小節〜、「中間部」C-Durハ長調
1:15:13 29小節、Sol# は??
1:19:30 30小節、a-mollに転調(Sol#は導音の力を持っていたのかも)
1:21:57 31小節②拍目、〔ドッペルドミナント第5音下方変位7〕しかし〔増6の和音〕としては出てきていない
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1:24:30 32小節〜
1:26:40 37小節③拍目、「f# dim m7th」は次のE-Durホ長調の〔II度7〕
1:27:57 38小節〜、E-Durのトニカの音「I,III,V」ばかり
1:28:07 ベートーヴェンにおいてE-Durホ長調は《ピアノソナタ30番op.109》、As-Dur変イ長調は《31番op.110》、c-mollハ短調《32番op.111》、この三つの調性を使うのはドビュッシー晩年《練習曲集》においても見られる
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1:32:15 41小節〜、再現部
1:33:25 44小節、〔全終止〕だけど減衰しない、楽譜に書いてあるクレッシェンドは右手のため!?22小節は左手のためのクレッシェンドと解釈できる!?
1:36:03 51小節は、スラーが分かれているからFaがそれぞれ大事に。17小節では長いスラーだった
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1:38:14 57小節〜、突然音の進行が変わる。IV音のまま
1:39:36 57小節、右手の最初の音は〔倚音〕。②拍目裏をスラー頭だからと大事に歌い込むと🤕色気が足りない…
1:41:21 59小節、II,IV,VI
1:42:28 60小節〜、長調と短調の混在する気持ち悪さ…笑泣きの泣笑い
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1:44:59 「忠実」ではなく「能動的」に