◆決闘の終わった武蔵のような心境！？ ― リサイタル終演後

ところで、
リサイタルを一晩明けた心境を、ふと考え・感じてみたのですが、

やはり、
あれだけ大勢の人間の集まりの中で
精魂懸けて（←これは大げさではありません）
ものごとを成すと、
やはり想像以上に力を使っているのかもしれません。


なんだか、ぼぉ～としている、眠い、


そして、なんだか落ち着かない、
やらねばならぬことはあるのに、
なんだかそわそわ手につかない


でも15分寝たらすっきりした、

そして、3月10日のご一緒させていただく
チェロの金木先生との合わせ練習へと向かう、
なんとなく気分はハイ・・・（ご迷惑おかけしていたら
すみませんでした・・・）


夜になって、今この文章を書いている限りでは、
割と落ち着いた平常心に戻っているのかもしれません。
24時間経ったのかな。


それでも、
思い浮かべると昨日のことが、ところどころ鮮明に
目の前に画像となって浮かび上がるようでもあります。


コンサートとは、不思議な時空間なのですね。


ふと、こんなことを考えてしまったのですが、
最近、
戦国時代末期の剣豪、宮本武蔵についての
歴史小説や漫画を読み、没頭する機会があったのですが、
ふと、
武蔵がひとつの決闘・試合（死合！？）が終わって、
ひとつの事を成し遂げたはずであるのに、
なんともいえぬ心境にある、そんなシーンを
ふと思い出したのでした・・・


おこがましいかもしれないのですが、
ひとつのソロリサイタルを終えたピアニストの心境というものは、
もしかすると、命を懸けた決闘を終えた剣士の心境と
少なからず共通するところがあるのかもしれない、
なぞと思ったりしたのでした。

そして、それでも、
人生はまだまだ進む
終わり無く、進む、いや、これは間違いか、
「終わりあるまで進む」と・・・


終わりあるまで、進んでゆきたいものです。






　
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