
今夜は、
東京の晴海、第一生命ホールにて
J.S.バッハ作曲の大曲《ゴールドベルク変奏曲》を聴いてきました。
演奏者は、イタリア人ピアニストのアンドレア・パドヴァ氏で見事な演奏!!
これが後半、
ピアノによる演奏で(←チェンバロで弾くのが元来の姿といえるから)、
実は前半は、
日本人奏者、大木和音さんのチェンバロでの演奏による
J.S.バッハ《パルティータ第1番》《同第6番》でした。
(こちらも端正な見事な演奏!!)
よって、一晩で、チェンバロもピアノも両方聴けるという
なんともお得なコンサート(!?)でした。
よって、
ちょっとチェンバロに慣らされた耳だったからか!?
後半のピアノによるバッハの音楽・・・
しばらく聴きながら、次第に思いが巡ってきたのは、
あぁ・・・やっぱり
この曲《ゴールドベルク変奏曲》は
ベートーヴェンの後期の作品《ピアノソナタ第30番 op.109》終楽章に
つながるんだな~・・・と。


J.S.バッハ《ゴールドベルク変奏曲》とベートーヴェン《ピアノソナタ op.109》のつながり。
(正確には、ベートーヴェンがバッハを参考にし、吸収していったと言うとよいでしょうか)
これは有名な話です。
40歳を超えたベートーヴェン、人生で最も深刻なスランプの時期・・・
それを脱する礎となったのは、
大バッハの作品をベートーヴェンが今一度深く研究したことが大きかった
と伝えられています。
そしてそれは事実のようです。
実際、
その面影が、今日、ピアノによる《ゴールドベルク変奏曲》を聴きながら、
なんだかまざまざと、ベートーヴェンの《op.109》へのつながりとして
実感できたような気がしたのでした。
(今日はその詳細を検証することは避けます;汗
興味のおありの方は、是非ともネットで色々と検索してくださいませ。
きっと、色々出てくると思います。(他人任せ・・・爆))
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