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音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

◆(つづき2)「カデンツ」を「号令」に例えると

2007年12月26日 | 音楽(一般)
「カデンツ」を「号令」に例えるシリーズ(!?)
さらにアレンジを加えていきましょう。


■起立(トニカ)
■深呼吸(ナポリの6=サブドミナント)
■礼(ドミナント)
■着席(トニカ)

・・・・こんな号令は無いと思いますが、
「ナポリの6」という魅力的なサブドミナントには、
普通のサブドミナントにない、情緒があります。
「おイタリア」!?
イタリアのベルカントの美味しいところでは、
きっとこの「ナポリの6」が効果を発揮していると思われます。


――――――――――――――――――――――――――


もう一歩踏み込んでみましょう、
■起立(トニカ)
■心を込めて(ドッペルドミナント) ←このあたりに
■礼(ドミナント46)    ←最大の盛り上がりがくる
■直れ(ドミナント)
■着席(トニカ)

「ドッペルドミナント」とは、
その調の「ドミナント」の和音にかかる「ドミナント」
のことを言います。だから「ドッペル(二重)」と。
・・・まぁ・・・こんな号令は無いでしょうが・・・
きっと音楽的には、こんなところかと・・・


――――――――――――――――――――――――――


おまけに、
■起立(トニカ)
■気をつけ(サブドミナント)
■礼(ドミナント)
■座っちゃだめ(6度調=長調ならトニカの平行調)

これが偽終止。
終わりそうで終わらない・・・!!
この魅力が「偽終止」と思われるのですが・・・


――――――――――――――――――――――――――


・・・・この記事は冗談半分、
しかし、本気も半分です。


音楽における和声の力、
これが、日常生活(!?)における
我々の体の動き(号令!?)や、さらに推し進めれば
我々の心情・心の動きに合っているものであって、それは
皆にとって分かるもの、共感・共鳴できるもの、すなわち
普遍的なものであるとするのならば、
これまでの「号令」を例にした「カデンツ」に関する考察は、
それなりに意味のあるものであったかもしれないと、
願わずにはいられません。




追記
この一連の記事を書いていて、途中から思い出したのですが、
ドリフターズのコント・・・
ベレー帽をかぶって有名人がコーラスのように列を成して、
ゲストが呼ばれて、一人ひとり声試しするという、あれ、
そういえばあのコントの始まりでは、たしか
この「号令」と「カデンツ」が見事に使われていたのではないでしょうか?

いたってシンプル単純な
「トニカ → ドミナント → トニカ」
というものから、
ときに長さんが最後に、ボケをいれて、みんなで滑る・・・

ドリフターズのコントは、
これのみに限らず、非常に音楽的なものだと思います。って
こんな真面目に論じられても、彼らにしては
ちゃんちゃら可笑しいのかもしれませんけど(自爆)



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