音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆ブラームスの照れ隠し!? ~最後の室内楽曲《クラリネットソナタ 変ホ長調 op.120-2》

2010年11月22日 | ブラームス Johannes Brahms
実はブラームスは「照れ屋」で有名な人です。



そんな彼は、人生の晩年まで、

その性格のままであったようで・・・(笑)




それを思わせるのは
《クラリネット・ソナタ 変ホ長調 op.120-2》の最後。



室内楽の音楽としては、

これが本当に最後の彼の作品なのだそうです。

あとに残るは、《4つの厳粛な歌 op.121》と《11のコラール前奏曲 op.122》のみ・・・


この《クラリネット・ソナタ op.120-2》終楽章、
不思議な浮遊感を有するテーマ、そして
徐々に敬虔な気持ちにすらなってゆく変奏曲は、
ベートーヴェンの最後の《ピアノソナタ 第32番 op.111》の終楽章に
範を取っていると、私には思われます。


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