先の《ダンテ・ソナタ》に引き続き、今度は
《ソナタ h-moll(ロ短調)》を聴く機会に恵まれたのですが、
先日来《ダンテ》の世界にすっかりのめり込んでしまった後で
こちらの《h-mollソナタ》のほうを聴くと、ふと、
「あれ??音楽的な内容・物語は、ダンテと同じ!?」
なぞと思ってしまったのでした。すなわちこちらも、
「天と人と地獄」との壮絶な物語のように聴こえてきた・・・
詳しい曲のアナリーゼなどはしていないのですが、
感覚的に、例えば、曲の構成などの音楽の進み方が
なんとなく似ているように思えたのでした。
作曲年で比べますと、
《ダンテ・ソナタ》は1837年作の1849年改訂、
《h-mollソナタ》は1853年作
ということで、
《ダンテ・ソナタ》における「天・人・地獄」のアイディアは
すでに《h-mollソナタ》作曲時には、リストの頭の中に根ざして
いたかもしれないことは、時期的に見て考えられなくも無さそうです。
しかし、
音楽を引き続き聴くにつれて、・・・やっぱり違う?かと。
「天」が現れない・・・いや、
それらしき様子はあるのだけれど、
そこまで神々しく、その存在感が前面に出てくるように感じない
そこでひとつ考えてみました、
なんでもかでも「天」やら「悪魔」にしてしまうのでなく、
それは
あくまでも「人」の生き様なのかもしれないと、
人の運命、闘い、絶望、力、祈り、なのかもしれないと。
あるいは、深い意味での「人間的」な音楽において、
絶望の中に悪魔的な何かを感じる、希望の中に天国的な光を見出す
と考えることはあり得るのかもしれません。
それが、人間の内からいずるものなのか、あるいは
人間と外界とが影響しあっているものなのか、
それを解くことは容易にはできないようです。
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《ソナタ h-moll(ロ短調)》を聴く機会に恵まれたのですが、
先日来《ダンテ》の世界にすっかりのめり込んでしまった後で
こちらの《h-mollソナタ》のほうを聴くと、ふと、
「あれ??音楽的な内容・物語は、ダンテと同じ!?」
なぞと思ってしまったのでした。すなわちこちらも、
「天と人と地獄」との壮絶な物語のように聴こえてきた・・・
詳しい曲のアナリーゼなどはしていないのですが、
感覚的に、例えば、曲の構成などの音楽の進み方が
なんとなく似ているように思えたのでした。
作曲年で比べますと、
《ダンテ・ソナタ》は1837年作の1849年改訂、
《h-mollソナタ》は1853年作
ということで、
《ダンテ・ソナタ》における「天・人・地獄」のアイディアは
すでに《h-mollソナタ》作曲時には、リストの頭の中に根ざして
いたかもしれないことは、時期的に見て考えられなくも無さそうです。
しかし、
音楽を引き続き聴くにつれて、・・・やっぱり違う?かと。
「天」が現れない・・・いや、
それらしき様子はあるのだけれど、
そこまで神々しく、その存在感が前面に出てくるように感じない
そこでひとつ考えてみました、
なんでもかでも「天」やら「悪魔」にしてしまうのでなく、
それは
あくまでも「人」の生き様なのかもしれないと、
人の運命、闘い、絶望、力、祈り、なのかもしれないと。
あるいは、深い意味での「人間的」な音楽において、
絶望の中に悪魔的な何かを感じる、希望の中に天国的な光を見出す
と考えることはあり得るのかもしれません。
それが、人間の内からいずるものなのか、あるいは
人間と外界とが影響しあっているものなのか、
それを解くことは容易にはできないようです。
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