中期ベートーヴェン、ロマン・ロランが「傑作の森」と呼んだ時期のベートーヴェンは、まるでイタリア・ルネッサンスの巨匠ミケランジェロと同じような仕事をしていた!?ように、《ヴァイオリン協奏曲》を勉強しながらながら、強く!思えました。それは「神の世界を描く」という芸術家の仕事のテーマ。
ベートーヴェン《交響曲3番Es-Dur》を始め、《ピアノ協奏曲4番》、(おそらく《Pコン5番》も)、《ヴァイオリン協奏曲》。オーケストラの関わるこれらの大きな作品に、ベートーヴェンの「神の世界を表現しよう」とする意気込みが満載な気がしてきました。ヒントは「3」という数字。
昨年ベートーヴェン《ピアノ協奏曲4番》を演奏できた際、この楽曲における神的な表現を沢山の「3」に見い出しました。「3度音程」「和音の第3音」「3回の繰返し」「3小節の楽節」「フラット♭が3つでEs-Dur変ホ長調」などなど!
徐々に日を追う毎に考え・思いが深まってゆくのですが、ベートーヴェン《交響曲3番Es-Dur》や《ピアノ協奏曲5番Es-Dur》は、「英雄」や「皇帝」なぞという人間臭いものではない!?「神的な音楽表現」であると解釈した方がよいのでは、と。証拠に、Es-Durは♭が3つ。
いやはや・・・Es-Dur変ホ長調については、先のクラシック音楽「調性」道場でじっくり取り上げたいものです。(まだ日取りは決まっていませんが・・・) 明日はニ長調・ニ短調がテーマ!こっちに集中しないと・・・まだ空き席あります。ご興味おありの方はどなたもご来場下さいませ!